noteに記事《蛇と十字架:竹久夢二『山へよする』研究⑤》を公開

noteに記事《蛇と十字架:竹久夢二『山へよする』研究⑤》を公開した。 今回は、伊藤燁子(柳原白蓮)、茅野雅子、与謝野晶子の3人の女性歌人の「序の歌」の扉絵について検討した。 竹久が一條成美のモチーフを模倣していることにふれた。 次のような画像を取り上げている。 ご一読たまわれば、ありがたい。

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太田三郎『蛇の殻』

私が架蔵している『蛇の殻』はこんな状態。 オタさんに架蔵されているのは「美本」ですか、と問いかけたら、Xで画像を示していただいた。https://twitter.com/jyunku/status/1780129058942304461 表紙は、わたしのものが状態がいいが、背はオタさんのものがいい。 オタさんの写真を見て、背に貼られた画像が、どうも凌雲閣と幟らしいと初めて気がついた…

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作業日誌 注釈の机に向かえず

◇1週間以上、注釈作業から離れたのは、久しぶりである。体調は復したが、どうしても机に向かうことができない。いままでは、いちばん調子が出てくる午後4時くらいに疲労感がはんぱない重さでおそってくる。 しかし書きものはできる。切れは悪いし、読み直すと使えない代物ではあるが……。 また、まとめて本を読む必要があるが、それもできる。 ◇エレベーターの行き先階を押し間違えた人をどなりつける、そんな人に…

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持ち重りする『近代出版研究』第3号

予約していた『近代出版研究』第3号がとどいた。 表紙の紙が厚くなったのはよい。鞄に入れるといたみやすいので助かる。 寝転がって読もうとすると、重いので腕が疲れてくる。持ち重りする第3号だ。 まず「座談会「書物雑誌」と雑誌の「書物特集」」から。雑誌の書物特集の一覧が出ているが、知らないものが多い。 次にオタさんの「明治期における裏表紙のパブリッシャーズ・マークに関する一考察」。なぜか、太田…

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作業日誌 作業できず

◇先週木曜あたりから、身体が不穏で、土曜にピークに達した。出かけてなすことがあり、それははたせたが、月曜午後に病院に行った。検査の際に、何か不安なことはありますかと問われ、あったが内容については伝えなかった。40代の医師はしっかりした感じで、検査の結果は、大丈夫だった。不安の中身は、今とりかかっている作業が続けられなくなることだ。その不安が症状を強くした可能性がある。平常に戻りつつあるが、注釈作…

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2024年、11月〜12月に清須市はるひ美術館で太田三郎展

清須市はるひ美術館の年間予定が更新された。 11月、12月に太田三郎展が開催される! <企画展>清須ゆかりの作家  普及の人 太田三郎(仮)2024年11月1日~12月25日 太田三郎と言っても、山形出身の切手モチーフにした表現で知られる現代美術家とは同名異人で、清須市生まれで、絵葉書、スケッチ画、創作版画、挿絵、油彩画、日本画で多彩に活躍したほうの太田三郎である。1930年代に展覧会が開…

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新刊が高くなっている

新刊書の価格が高騰している。800円くらい前より上がっているという実感がある。 金沢百枝『キリスト教美術をたのしむ 旧約聖書篇』(新潮社)が3800円。 少し前なら2800円くらいの感じではないか。図版が多く、300ページ弱なので、高くなるのかもしれないが。 店頭で見て面白そうだったが、購入は断念。 https://amzn.to/4cE97jC 研究者で行くのか、啓蒙ライターで行くの…

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二次、三次

YouTubeの報道系配信を見るようになった。 結論から言うと、独自の調査や取材をふまえているものは、立場が異なっていても有益だと思う。 たいていは、〈こたつ記事〉、すなわち大手メディアの発信を紹介してコメントしているものが多い。ファストニュースである。なになにで報じられたが、内容を紹介して詳しく検討するなどと言っている。1万から5万の再生数で、発信者にはどの程度の広告収入が入るのだろうか。…

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作業日誌 コンビニでプリント2

さて、ファイルを分割して再度、ローソンへ。PDF40ページごとに分割してあるが、なんとできなかった。 セブンイレブンへ。1000円が使えないので、ジェットストリームの替え芯を買って小銭を作る。快適に出来る。途中で紙切れするも、店員さんに補充してもらうと、継続できる。2つ目からは両面印刷にしてみる。時間が早く快適。おそらく分割しなくても印刷できたのではないかと思われる。 独立系の研究者は、セブ…

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作業日誌 コンビニでプリント

◇「恭吉記録」翻刻注釈ほぼできる。明日国会図書館の資料が届くといいが。「ひこばえ集」という田中の文章を抽出して、Aタイプメモリーに入れる。コンビニでプリントすることになれてきた。旧式プリンターの更新は、もうできないし、新機を導入する余裕がない。きょうは、セブンで。千円札が使えない。「ひこばえ集」はうまくできた。ただ鉛筆書きのところは少し薄い。濃い設定にどこでするのかがわからなかった。 順番を待…

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noteに記事《太田三郎『欧洲婦人風俗』を読む(下の3・最終回)》を公開

昨日、noteに記事《太田三郎『欧洲婦人風俗』を読む(下の3・最終回)》を公開した。 太田三郎の小冊子『欧洲婦人風俗』紹介の最終回。この小冊子は版元婦女界社の懸賞の記念品であったようだ。欧洲紀行をその土地土地で見た女性風俗を6枚の三色版画像と6つの解説文で紹介したもの。小さいが、画文集である。 今回は、まとめとして、印刷技法としての三色版、太田と画文集の試みについても最後に書いた。 …

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注釈日誌 「恭吉記録」

和歌山出身の創作版画家、田中恭吉の日記の翻刻、注釈作業のメモ。*田中恭吉については、和歌山県立近代美術館の《生誕120年記念 田中恭吉展》の紹介記事を参照。 さて、1910年日記のやり直しを終えて、雑記帳メモ類にまじりこんでいる日記的記述を抽出する作業に入っている。 まず『雑記帳』と呼ばれているのは、博文館の明治三十一年当用日記に、短歌や詩や小説めいたものの創作ノートが書き込まれたものだ。明…

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作業日誌 風の強い日

先週金曜に体調を崩し、予定していた日曜の外出をやめた。2日間、しずかにしていて、すこしもちなおした。 今日は買い物に出た。風が強い。吹き飛ばされそうだ。居住市の欠点のひとつは、週1回は風の強い日があることだ。 先週前半まで集中して仕事していた。時間を使う割に進みが遅いのは、能力が低いからである。 しかたがない。 田中恭吉の自伝の資料のような「恭吉記録」の翻刻を始める。このことは、注釈日誌…

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noteに記事《「包紙画の衝撃:竹久夢二『山へよする』研究②」ヘの補足》を公開

noteに記事《「包紙画の衝撃:竹久夢二『山へよする』研究②」ヘの補足》を公開した。 竹久夢二『山へよする』カバー画のオタマジャクシの様な形象が、田中恭吉の『月に吠える』の挿絵《冬の夕》に描かれた精子のような形象から影響を受けていると書いたところ、読者から、元はムンクの《Madonna》にあるのではないかという指摘をいただいた。 そこで少ししらべてみた結果の報告である。 ムンクと田中恭吉の…

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注釈日誌 漢和辞典は大事だ

和歌山出身の創作版画家、田中恭吉の日記の翻刻、注釈作業のメモ。*田中恭吉については、和歌山県立近代美術館の《生誕120年記念 田中恭吉展》の紹介記事を参照。 1910年日記の最終手直し。判読できない文字の再確認。今日終われるかと思ったが、5月末まで、判読不能の記述を確認。いくつか読めた。 「服」にしか見えないが、28インチモニターで見つめていると「眼」だと読めた。 「扣所」というのが時々出…

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