長沼智恵子の『青鞜』表紙画

 画像というのは不思議なもので、もうなんども見ているのだが、ある時、ふと画像の意味に気づくことがある。これから書くことは、もしかしたら、すでに研究者に指摘されていることかもしれない。そうであれば、自分の無学をさらすことになるが、いちおう書きとめておく。                       このところ、高村(長沼)智恵子のことを調べている。智恵子が、雑誌『青鞜』の創刊号(明治44年9月…

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幻の瞳

 『月刊百科』は終刊になったが、平凡社からあたらしい季刊誌『こころ』がでている。『考える人』の路線ねらいだろうか。紙媒体に愛着があるのは、団塊以上の世代で、そこねらいか。特集は「漱石「現代日本の開化」一〇〇年」。 昔の筑摩の『展望』のような気分も少しあるのか。  次号から、ギリシアの詩人カヴァフィスの詩の翻訳を連載する池澤夏樹のエッセイ「この詩人との長いつきあい」に紹介された詩が、妙に…

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在庫復活

アマゾンの『風俗壊乱』の在庫が復活した。 『闘う衣服』を15冊入れるなら、同じくらいにしてほしいものだ。

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『風俗壊乱』反響(その9)

 「週刊読書人」2011年6月17日号に、佐藤泉氏執筆の書評が掲載された。この重要な「今」、統制をめぐる私たちの感受性がどのように育まれてきたのかを、歴史的に再検証する必要がある。本書の刊行はまさに時宜にかなっており、その意義は大きい。 現在の視点を踏まえた読みを提示している。  

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智恵子の『マグダ』評

 長沼智恵子が、「マグダに就て」という、ズーデルマン原作の『マグダ』の批評を、1912(明治45)年6月の「青鞜」に寄せている。                    *『故郷』明治45年6月、金尾文淵堂、装幀中沢弘光               『マグダ』はヒロインの名をとった呼び方で、『故郷』とも呼ばれた。島村抱月が翻訳し、文芸協会の第3回公演として、5月3日から10日間、…

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出品者から

 ついに、アマゾンが「出品者からお求めいただけます」の表示になっている。  これって、もう、『風俗壊乱』の仕入れはしませんということ? それとも、在庫有りにもどることもあるのか。

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『風俗壊乱』反響(番外)

 検索していて気がついたのだが、いわゆるフーゾク紹介ブログに、『風俗壊乱』関連の記事がはり付けられている。やれやれ。  たぶん、「風俗」という語があれば、自動的に収集されるようになっているのだろう。『デジタル大辞泉』の「風俗」の項の②には「風俗産業のこと。また、それに関係する事柄」と出ているが、むろん「風俗壊乱」とは関係がない。  「風俗壊乱」は、「新聞紙条例」や「出版法」に出てくる…

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『風俗壊乱』反響(その8)

「日本経済新聞」6月12日読書欄掲載の石原千秋氏の書評は、ウェブ版にアップされている。(期間限定かもしれない。) http://www.nikkei.com/life/culture/article/g=96958A96889DE1E2E0E6E2E3EBE2E3E3E2E4E0E2E3E39F8890E2E2E3;p=9694E3E4E2E4E0E2E3E2E5E3E2E4

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