田中恭吉、海文堂で面陳される!

 本好きの知人が知らせてくれた。  海文堂書店で、『田中恭吉 ひそめるもの』(2012年、玲風書房)が表紙を見せておかれている。  *過去記事「『田中恭吉 ひそめるもの』刊行!」        「玲風書房版『田中恭吉 ひそめるもの』ちらし」

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山口孤剣小伝

 田中英夫『山口孤剣小伝』(2006年3月、花林書房)がようやく手に入る。以前、一度、古書店に注文したが、店頭で売れたとかで、のがしていた。  小伝といっても、600頁超である。孤剣は社会主義伝道行商を行ったことで知られているが、伝記のあり方をたしかめたいのである。  この本については、小田光雄《出版・読書メモランダム》の「古本夜話230 田中英夫『山口孤剣小伝』と京華堂・…

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ひとり暮らしには工具

 よしもとばなな『人生の旅をゆく 2』(2012年11月、NHK出版)を読んでいると、「ひとり暮らしには工具」という、父吉本隆明のことを綴った一編にであった。  ひとり暮らしをはじめた時、工具セットをもらった。ばななさんは、それはちょっとどうかなあと思った。ほんの少しだけ引用する。 私がはじめてひとり暮らしをすることになったとき、父はなぜか自転車でアメ横に行って、工具セットを買ってきた。そ…

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きょうのおまけ

 きょうのおまけは、『きらら』3月号。目当ては、たった4頁の、大島弓子『キャットニップ』。  第15回「ルチル逝く」。  購書の目的は、『草子ブックガイド②』だったが、さがすのに10分ぐらいかかってしまった。  ③は、12月発売予定だと巻末に広告がはいっていた。

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『草子ブックガイド』の②が出る

 玉川重機『草子ブックガイド』の2巻目が出るようだ。発売日はいつかなあ。  いそいそと本屋に行って、入荷していなかったらがっかりだから、例の通販に頼ろうか。  でも、この本は店頭で買いたいし。  過去記事  「草子ブックガイド①」 〔付記〕22日発売のようだ。ここに案内あり。

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南海ホークス展

 当方も、子どもの頃は緑のキャップをかぶっていました。  アンダーシャツを着ないで、ユニフォームの半袖をひらひらさせてベースをまわる杉山選手が好きでした。

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本人証言は信頼できるか

 文学者本人の発言や書いたことは、つい信頼してしまうが、事実でないことももちろんある。資料批判の方法についてあまり考えてこなかった。  昨日の『リトル・トリー』が偽書であるとして、もし、著者にアメリカ原住民に接する体験がまったくなかったとしたらどういうことになるのだろう。つまり、体験的根拠がなくても、人は、あることについて体験してきたかのように記述できるということだ。それは、小説としてはあ…

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嘘をつく人

 『熱風』2月号の「嘘をつく人」特集。  おもうことはいろいろあるけれど、一つだけ。  町山智浩「ホラの国アメリカ」に次のようなことが書いてあり、ちょっとびっくり。 後からインチキだと判明した世界的ベストセラー本は多い。元KKK党員の白人が自らをアメリカ先住民と偽って書いた『リトル・トリー』、著者が自らの幼児虐待体験をつづった『Itと呼ばれた子』や『ハサミを持って突っ走る』、16重人…

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温故知新

 ジブリの『熱風』2月号がとどいた。100頁を超えている。11巻2号だから10年以上つづいているのか。もっと早く購読すればよかった。特集は「嘘をつく人」。  まず、落合博満の連載「戦士の休息」から読む。今回の題は、「韓国時代劇ドラマ」。映画をよく見ることが書かれているが、心にとまったのは次のような部分だ。監督時代のやり方が、よく「オレ流」と評されたが、過去のやり方を参照した方策だったことが…

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読書アンケート特集

 三月書房より通販で、『みすず』の「読書アンケート特集」を購入。  本好きの人は、この特集を楽しみにしているようだが、じつは、わたしはこの知的雰囲気の敷居の高さが苦手だ。  じゃあ、なぜ購入して読むかというと、自分が関わった本(たとえば、『田中恭吉 ひそめるもの』)があがっているか確認するためである。残念ながらなかった。  引っかかった本はつぎの2册。平田耀子『本間久雄 大正時…

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