ソーシャルメディアは口コミ

 スタジオジブリの『熱風』3月号で、目に止まったのは、川上量生の連載「鈴木さんにも分かるネットの未来5  ネット世論とは何か(下)」。 ソーシャルメディアの本質は、口コミだという。最近読んだなかでは、とても勉強になる文章だ。 ステルスマーケティングをシステム的に組み込むやりかたもあります。アフィリエイトと呼ばれるものなどがよく使われます。たとえばECサイト最大手のamazon.comで…

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お礼状の日

 いけない、いけない、3月下旬だ。疲労がぬけないまま、新年度に突入である。  諸方に不義理。お礼状を書く日を作らないといけないと思いつつ、日が過ぎてゆく。 ◇西崎憲、編訳『短編小説日和 英国異色傑作選』(ちくま文庫)の解説をかねた「短編小説論考」3編は、たいへん勉強になった。

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京阪電車とまる

 墓参に行くので、京橋11寺7分発の京阪特急に乗車。 ところが数分で、車内の照明が落ちる。停電らしい。当方は、最後尾車両の、いちばん後ろのドアの近くの席にすわっていたので、業務連絡放送がよく聞こえた。「京阪司令」を名のる放送(山口智充のような声でよくとおる)が、寝屋川変電所から送電できなくなっていて、復旧にしばらくかかると言っている。この「しばらく」がくせもので、かなりかかるかもしれないと思った…

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ろうそくの炎がささやく言葉

 映像作家大川景子の作品を見つけた。管啓次郎・野崎歓編『ろうそくの炎がささやく言葉』(2011年8月、勁草書房)のプロモーション・ビデオ。  出演:明川哲也(作家、詩人)、新井高子(詩人)、小沼純一(詩人、早稲田大)、管啓次郎(詩人、明治大)、田内志文(文筆家、翻訳者)、旦敬介(作家、明治大)、西山雄二(首都大学東京)、野崎歓(翻訳家、東京大)、文月悠光(詩人)、古川日出男(作家) 監督:…

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サンボーホール

 サンボーホールの古本市に出かける。もう、つわものどもが夢のあとかなあと思いつつ、場内一巡。  口笛文庫で何冊か拾う。グラックなど。  気持ちが動いたら、バスケットに入れて、最終的に選択するのがよいが、重いのでついあとでと思ったら、藤本義一の『蛍の宿』4部作を、とられてしまう。ただし値は4000円でそんなに安くない。  トムリンソン『グローバリズム』、内藤湖南『支那…

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ひとくぎり

◇きょうあたりで仕事の区切りがついた感じ。だが、すぐ、4月からの準備にかからねば。 ◇管啓次郎のブログ《Mon pays natal》の記事「台中への旅」に、先日のシンポジウム「東アジア現代文学と<周縁>の言語 グローバル化時代の批判的<文学>」のことが出ている。  リービ英雄の台中再訪のドキュメント(大川景子の作品)は、完成次第上映されるようだ。《Mon pays nata…

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全球的

 台湾、東海大學で開かれた「20周年記念国際シンポジウム:東アジア現代文学と「周縁」の言語―グローバル化時代の批判的「文学」」。  「全球化」とは「グローバル化」のこと。  基調講演で、リービ英雄は、興味深いエピソードを紹介した。安部公房の満州の家を見つけにいくというテレビのドキュメンタリーの企画で、ついに見出した家を見て、兄によく似ている安部公房の弟が、複雑な表…

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吉本隆明の新刊

 三月書房さんよりの情報。  雑誌『dancyu』に連載されていたエッセイ「おいしく 愉しく 食べてこそ」が発刊されるようだ。詳報 近刊のお知らせ。4月中旬刊行予定。『開店休業』四六判並製 本体予価1500円+税  プレジデント社*宣伝文  知の巨人、吉本隆明がその晩年に雑誌dancyuで綴ったエッセイ、待望の書籍化!吉本隆明最後の直筆連載40回分全収録!人間吉本隆明が語る、食べ物に…

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一昨昨日のおまけ

 このおまけシリーズは、書店でもらえる無料のものを取り上げている。  『キングダム入門ガイド』。ヤングジャンプ掲載の人気マンガの無料のガイドブック。アニメは第1部が終了したところ。第2部がはじまるらしい。  表紙左上の美形は、羌瘣(きょうかい)というキャラ。ガイドによると下記のとおり。蚩尤(しゆう)と呼ばれる暗殺者一族の後継者。顔を隠して戦争に参加しており、女であることを伏…

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「国家」と日本文学

 無事、『アナホリッシュ國文學』第2号「特集「国家」と日本文学」が発刊された。書店販売は5日から。響文社の新刊案内。第3号(6月5日発売予定)の予告目次(特集・近世の文学と思想)も出ている。  ざっと読んで、印象に残ったものの一部を紹介する。「言文一致」以後、日本語文法は、たとえばフランス語における「直説法単純未来形」と呼べるもの、さらに重大なことに「直説法現在形」というものを持…

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