目についた本

過日、二軒の書店で目に着いたのが、下記の二冊。 右、青幻社の絵葉書ブック『ミレイ』。カバーの宣伝によれば、来年1月に森アーツセンターギャラリーにラファエル前派展がくるようだ。 ありきたりの画集よりも、こうした絵葉書本のほうが、図版が豊富で役に立つ時がある。 左、ワイズ出版映画文庫の一冊で、『加藤泰映画華』。 この人の四谷怪談はすごかった。冒頭の漂うように動く若山富三郎の…

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マグネット

美術館で買ったマグネット。  鉄腕アトムに出てくる白熱人間というキャラを思い出した。  北園克衛の新聞を丸めただけのヒトガタもあった。  なぜか、のっぺらぼうキャラが好きなのだ。

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小鳥をみにいく

小鳥といっても、和歌山県立近代美術館の香山小鳥展である。常設展の続きに展示されていて、小さいものが多いが、この夭折した無名の青年が、創作版画の歴史にしるした足跡をゆっくりたどることができた。 ポスターに出ている《深川の冬》は、よかった。田中恭吉を鼓舞したことがよくわかる。 深川にビルがあったのか、写真を調べてみたいと思った。 リーフレット…

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吉本隆明全集内容見本

三月書房さんにおまけで吉本隆明全集内容見本をもらう。電子版ですでに中身は読んでいるが、やはり紙媒体は見やすい。 J堂で、平積みしてあった。 《三月記》では、もう10年早ければ、という趣旨のことが書いてあったが、同感である。この全集の価値は、資料として残すというところにあるのだろう。 ハルノ氏は、ある意味正直に、「ご挨拶」に次のように記している。 『こんな時、吉本ならど…

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世事見聞

とある駅の改札を出て通路を歩いていると、自販機のところに、しゃがんで、90度に身をかがめている人がいる。携帯ライトで自販機のしたを覗き込んでいる。 全身スポーツウェアで、たまたま落し物をしたというようには見えない。いろんな道具を入れたバッグも持っている。瞥見しただけだが、いろんな人がいるものだ。

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『三四郎』開封

注文していた『三四郎』が届く。老舗の古本屋さんは、いつも思うが梱包がしっかりしている。自分は、しっかりした梱包のような文章をしばらく書いていないことをおもう。 セロテープはしっかりとってから、中身を出す。傷ありだが初版である。 やはり復刻版では味わえないものがある。 少し、この小説のことを考えてみたい。末尾は4行だけのページになっていて、意図したわけではないだろうが、余韻がある…

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センチメンタルリーディング

恩師にゆかりがあるものが集って、作った本。 「秋雪」は恩師のの歌集の名。「枯野」は、13号まで出した雑誌で、恩師の命名である。 古事記、日本書紀に出てくる船の名前だ。私たちは「かれの」と読んできたが、ただしくは「からの」か「からぬ」だろう。 古事記、仁徳天皇のところに次のような記述がある。 この御世に、免寸河の西に一つの高樹ありき。その樹の影、旦日に當たれば、淡道島…

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あれとこれ オリジナルと復刻

第一次「明星」6号に手を上げていたら、当たってしまった。この号から雑誌スタイルになった。 さて、どちらがオリジナルか、すぐお分かりでしょうが。 オリジナルは、インクに少し照りがある。

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休載

 今月は、いつもの書店で「本の旅人」11月号を入手できたが、梨木香歩「きみにならびて野にたてば」は休載であった。

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