調べ物

◇調べ物、3時間半。書いてあった通りの本に、その記述が見当たらない。まあ、よくあること。 今日の調査は、まとめて公開しよう。 ◇ピタパの残額が1003円。元町の1003を思い出して、訪ねた。2階の店だったんだ。「ほんまに」の「神戸の空襲と作家たち」特集を買う。薄いけど、雑誌を読んだという実感はある。

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「絵ばなし」に反応

◇今日の道。まだ、蒸し暑く、疲れる。 ◇「絵ばなし世間学」、『キング』昭和10年新年号付録。ワンコインでお釣りがくる。  「絵入り」とか「絵語り」とかあると、反応する。  目次に寄稿者、挿絵画家の一覧が出ているので、この時代の様相がわかる。本絵と兼業の画家は少なくなっている。田中良、河野通勢、細木原青起など。  装幀は、西澤笛畝、鳥羽僧正に倣う、とある。  金属版で写真転写の…

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ザ・ステューディオ

◇頼んでいて、忘れていた洋書が届いた。The Birth of The Studio 1893-1895,Baron Publishing カードが入っていて、他のシリーズもあるというので検索にかけてみるが、上がってこない。残念だ! 他のシリーズが欲しい。  1500円くらいだったので、どんな本かと思っていたが、記事や図版の再録ではないか。値段としては大当たりだ。  漱石先生は定期購読し…

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日録

◇仕事先の整理に行く。時間がかかるが、机上が姿を現す。疲れた。 ◇先日、閉店したと伝えた書店がまだやっているようなので、確認してきちんと伝えることとする。 ◇整理していると、水村美苗『続明暗』の新潮文庫版が見つかる。平成5年刊である。 挟み込み広告も時代を感じる。 私が好きなのは、双葉文庫の南伸坊のイラストの挟み込みである。今も彼のイラストかどうかは知らないが、…

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元禄模様のことなど

◇台風のせいもあり、上田敏「うづまき」版下と格闘。江戸と明治の連続性を信じるところが敏先生の特徴。明治の中の江戸について考えているうちに、啄木のことを思い出す。  石川啄木の「時代閉塞の現状」に次のような元禄回顧の風潮に対する批判が出ている。 そうしてまた我々の一部は、「未来」を奪われたる現状に対して、不思議なる方法によってその敬意と服従とを表している。元禄時代に対する回顧《かいこ》がそれで…

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上田敏『うづまき』注釈

◇仲間が準備してくれた原稿版下に手を入れるが、なかなか進まない。  語注だけではなく、文脈注を入れるところが工夫である。  文脈注の考え方については過去記事《旧稿より②》に掲げた「『それから』の「古版の浮世絵」について」を参照されたい。  また、「日本文学」57(1), 68-75, 2008-01-10掲載の「ハイパーテクストと文学研究」も参照されたい。これは、ここで、ダウンロード可能で…

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最近のイメージ関連書籍

◇最近のイメージ関連本を紹介しよう。 ①中島国彦・長島裕子『漱石の愛した絵はがき』(2016年、岩波書店)  そんなたいしたことないのではないかと、思っていたが、購入してみるとこれがなかなか面白い。漱石はもらった手紙、はがきなどはあまり保存しなかったというが、絵はがきは、まとまって残っていたことが、松岡譲によって伝えられている。  今回、岩波書店に保存されていた漱石宛絵はがき31…

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町家古本 はんのき

 昨日は、調査を少し早めに切りあげて、前から気になっていた、町家古本はんのきを訪ねることにした。  バスを大将軍でおり、12分ほど歩く。表通りに面しているという先入観があってすぐそばについてから5分以上迷った。表示とかはなく、路地のちょっと奥にあるので、これから行く人は注意しよう。玄関には小さな札があったと思う。  普通の家が古本屋になっているのは、美術館近くの山崎書店もそうで…

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『逢沢りく』下巻

◇車中で、ほしよりこ『逢沢りく』下巻、読了。涙は出んかったけど、カタルシスはあった。病気の子供と心の固い少女の取り合わせなんか、『秘密の花園』の黄金パターンや。まあ、筋は予測できるんやけど、細部の工夫があるところがええ。全力疾走の女=かぐや姫とか、マーニーとかいろいろ入っているんやけど、母親が娘の制服着るとこなんかようできてる。  ちょっと文句も言うとくと、男たちのキャラがみんな濁りが無いんや…

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日録

◇所用で天王寺。ずいぶん変わった。古書サロン天地は移転していた。調べておけばよかった。 ◇喜久屋書店があったので、岩波文庫版の『思い出す事など』を買う。漢詩の読み下しが注についている。 ◇文庫版『逢沢りく』上巻読了。いわゆる〈母の娘〉問題か。太田豊太郎や長井代助に発する二ルアドミラリ(不感無覚)は、平成女子に達した。 むかし、すばる文学賞をとった『宙の家』という小説を思い出し…

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