忍法ぬのかくれと第十使徒

 似ていることは、何の本質でもないとしても、似ていることは気になるものである。二つめ。

 アニメ『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』に登場する第10の使徒は、最初、包帯をしたマユのような形状で浮遊しているが、それがほどけると、板状のざんばら髪のようになる。布のように自在に伸縮して、相手を捕獲し、2号機を痛めつける。地上に立つと身体は女性である。

 それを見て、思い出したのが、横山光輝『伊賀の影丸』で、由比正雪が使う忍法ぬのかくれである。ひらひらと板状の布がたくさん浮遊し、身を隠すというものだ。

 類似を感じるのは、個人的なかたよりかもしれないが、念のため、『エヴァンゲリヲン新劇場版:破 全記録全集』(2010年8月、株式会社カラー)を見てみる。最終稿の絵コンテは、ちょっと、ぬのかくれ的ではある。