大杉栄が隠れている

 西村陽吉『第一の街』(大正13年7月、紅玉堂書店)。

 『都市居住者』(大正5年7月)、『街路樹』(大正8年4月)に「「街路樹」以後」300首あまりを加えた歌集。

 装幀は木下茂。夢二の周辺に名前が見えるが、どういう人か詳しくは分からない。《雀隠れ日記》さんならご存じか。

 箱裏 「BREAD for ALL」とあり。

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 扉。「A REVOLUTION」、「大杉栄」などの文字が見える。

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〔付記〕 《雀がくれ日記》さんの記事、「大杉栄鎮魂歌集」。

「A」ではなく、「LA」ですね。こうしたコラージュ風の画法は、この時期あたりから試みるひとがでてくるようだ。中心に一樹があり画面が分割されている。下に凌雲閣があるのはわかる。震災にちなむ風景か。「大杉」の「大」の字の上にも、「長」という字があるように見えるが、意味はわからない。