扇と団扇

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 右は、田畑庄三郎編『扇と団扇』、大正9年2月、芸艸堂刊。  説明解説の類はいっさいなく、ただ扇と団扇の画像がならんでいる。奥付の編者名の肩には、「西陣織物館長」とある。  団扇の画像には、どこの国のものかわからないものもある。  左は、中村清兄『日本の扇』(昭和17年8月初版、21年5月、大八洲出版株式会社)。これはあたりであった。著者は扇つくりを家職としており、かなりくわしく、かつ学術論文のように堅苦しくなく、扇の歴史を縦横に記述している。要でとじる扇(著者は「摺畳扇」と呼んでいる)は、いつごろからあるのか、読んで確かめたいと思う。