いっそのこと、すべての記事を削除して、ブログを停止することも考えたが、少し猶予をおくことにした。
初心に戻って、研究関連の情報を、回数は少なくとも、あげていこうと思う。即興のおもしろさはなくなるが、ある程度計画して記事を作っていきたい。田中恭吉関連の展覧会の情報などは今まで通り、あげていこうと思う。
1ヶ月半、書店に行かず、本も買わなかった。自宅と仕事場であわせて600冊ほど本を売ることにした。こころは、無と沈黙と消滅の方にかたむいている。
昨日、久しぶりに訪ねた書店で、ひととおり本を見て、購入するものは何もないな、と思って、店を出ようとしたところで、「読書」の棚に、黒岩比佐子の『忘れえぬ声を聴く』(幻戯書房)があるのに気がついた。冒頭エッセイをちらと見て、レジへ向かった。
今、末尾の一編「人生最後の一冊」をひらくと、次のように文章は閉じられている。
墓碑銘にこんなふうに彫ってもらえたらうれしい。
「本を愛し、臨終の瞬間まで本をはなさなかった」と。
