亀井秀雄氏のブログ《この世の眺め》の記事に出ていたので、興味がわき、小樽文学館から「小樽「はじめて」の文学史―明治・大正篇―」を取り寄せてみた。
論文の抜き刷り形式で簡素なかたちだが、中身は詰まっている。
仕事がたいへんで、ぱらぱら少しずつしか読めないが、おもしろいと思う。解説は《この世の眺め》の記事を見てください。
石川啄木の小樽での演劇体験の意味。改造社の『現代日本文学全集』の宣伝企画で、昭和2年5月20日に花園小学校で、芥川龍之介と里見弴の講演が行われ、聴衆に伊藤整がいたこと。講演後の歓迎会を企画した小林多喜二たち。
こう書くだけで、小樽という地域(トポス)を中心にした文学史であることがわかるだろう。
小樽文学館で、500円プラス送料で入手できる。
