モネに行列

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特割切符を買って京都へ。
みやこメッセをのぞく。黒っぽい本は高い。夢二も手が出ない。
ワンコインプラス100円程度の本を拾う。山口昌男の、スクラップブックの2と3。1の『笑いと逸脱』はちくま文庫版を持っているはず。
ヘアヴァルト・ヴァルデンの『表現主義』は、『シュトルム』の中心にあった、著者の文書をまとめたもの。今まで存在すら知らなかった。『シュトルム』は白樺の人々や、山田耕筰、恩地孝四郎に影響を与えた。買ったのは、みんな1980年代の本だが、懐かしいし、また新鮮でもある。
山口昌男は、いかがわしさや悪や愚劣さといった文化のダークサイドに、目を注ぐ必要を繰り返し訴えている。80年代は、今よりずっと自由であったように思えるのが不思議だ。文化のダークサイドという発想自体が今は忌避されるのではないか。
池田満寿夫の本は見かければ集めている。『複眼の思考』には、「恩地孝四郎試論」が入っていた。

本を見た後、急行瞥見で、モネ展を覗く。チケット売り場に行列ができている。安チケ屋で入場券を買っておくべきだった。書きもの仕事の必要のために、睡蓮と雲をみておきたかったのである。逆さに樹木が映る水面は面白い。雲はあった。影がついているか確かめたかったのだ。影はついていた。

帰りに山崎書店で更紗関連本を2冊。これも書きものに必要。ブログで公開する予定。