注文していた洋書届く。
著者は、Bamber Gascoigne(バンバー・ガスコイン?)。書名は、How to Identify Prints: A complete guide to manual and emchanical processes from woodcut to inkjet.
版元は、Thames & Hudson.初版は、1986年。購入したのは、2004年の第2版である。
当てずっぽうに注文したのだが、ライン・ブロックについて書いたものをIさんに、教えてもらったのと同じ本であった。
書名は、直訳すると、「いかに版画印刷のやりかたを同定するか」というような感じだろうが、この版画はどんな手法で刷られたの?というのがわかりやすいかもしれない。
この問題に気がついたのは、石版と木版の感触の違いが始まりだった。われながら、よかったと思うのは、『画文共鳴』(2008年)で、「「明星」と版の表現」という章を設けて、多色石版と、木版について論じたことである。印刷技法の革新という技術上の問題が、文学表現に及ぼす影響をとらえようと思ったのだった。「版の表現」というくくり方は、これからも有効だと感じている。
遅々とした歩みであるが、先日触れたグリフィスの本やこの本で、基礎勉強しよう。
印刷技法は規則性を志向するが、不規則性も包含している。木版は最も不規則性を生かした印刷法だろう。
