注文していた、インゼル社の本が届いた。
リルケの『オルフォイスへのソネット』である。


Rainer Maria Rilke Die Sonette an Orpheus
インゼル文庫115、でいいのだろうか。紙装本で、おそらく昔からこの形だったのだと思う。
いつの出版かわからないが、最近の版である。サイズは、B6か。
花びらの文様だろうか。題簽は印刷ではなく張込みである。
ドイツ文学専攻の人に聞けば、あっけなくわかるのかもしれないが、インゼル文庫の輪郭、歴史について知りたいものだ。社章は、帆船である。
本当は、1900年代の版が欲しいのだが、一度Abe Booksであてずっぽうで注文して失敗した。ごく普通の本が来た。
さて、津田青楓の三重吉全作集から『櫛』を紹介しておこう。

津田青楓は、こうした更紗風デザインが得意である。
漱石の縮刷版は、青楓の装丁だが、題簽が中央にある。三六判であるが、スタイルはインゼル文庫によく似ている。
こうした和洋の類似について書いてみたい。
ところで、津田青楓の『漱石と十弟子』が、芸艸堂から再刊されていて、初めて読んだのだが、おもしろかった。青楓の『ホトトギス』のコマ絵の線は、超絶ムチャクチャなのだが、火の消えたマッチ棒で書いていたとある。
そういう大胆なところと、神経の細かいところが同居した不思議な人である。
2巻本の自伝もあるが、安いものがあれば買おう。
[付記]記事見つけた。だいたい沿革がわかる。「島文庫」という意味か。ここ。
ついでに、ドイツ語ウィキでDie INselの解説。
