芸術新潮の特集が元になっているらしいが、書影が多く、うれしい。
小村雪岱ってどこがいいのか、と思っていたのだが、谷崎潤一郎の『近代情痴集』の装丁・挿絵を調べているうちに、すっかり好きになってしまった。それは、もう入稿してあるので、ぜひ今年中には出てほしい。論集的な本なので、遅れるかもしれないが。
25頁、鏡花の縮刷版は、インゼル文庫に似ているではないか。
「「雪岱のいる美術史」へとアカデミックな美術史の側が変わっていかなければいけない」(山下裕二)というのは同感である。
蔵出しを一つ。日付が分からないのだが、ちょっと《赤とんぼ》を思わせる。
きっと、構図のデータベースのようなものが、ものすごくたくさん脳中に保存されていたのだと思う。
