さて、上、ウォルター・クレイン著、高橋誠訳『書物と装飾 挿絵の歴史』(1990年、国文社)、下、ジョン・ラッセル・テイラー著、高橋誠訳『英国アール・ヌーヴォー・ブック』(1993年、国文社)である。
実は、ずっと前に目を通していたが、思い出して、書架から探してきた。上は、2回購入している。
クレイン著には、ちゃんと、ビアズリーのラインブロックの手法と作風の変化について記してある。初読当時は、なんのことかわからなかったのだ。
図版は、モノクロが多いので、やはりカラーがあるとずいぶん違うと思う。
今思うのは、西洋の本というと、革装の高級本(いわゆる美しい本)ばかりが頭にあって、普通の本がわからなかった、ということだ。
それと英国中心になりやすい。
インゼル文庫や、フィッシャー社本は、その偏りを改めてくれる。
