油断していたら、5巻がとっくに発売されていた。
清家雪子『月に吠えらんねえ5』(2016年5月)、カバーデザイン、芥陽子。
今度の中表紙は、すぐわからなかった。ああ、『新体詩抄』ではないか。
読むのに、1時間以上かかった。
「白」と「朔」のクィアな関係が縦糸であることはわかる。そこはなかなか踏み込んでいる。特に前半。(ページを示そうとしたら、ページナンバーがない。コミックはみんなそうなのか?)
もう一つは、「白」の戦争詩の問題。
先日、山岸外史の『人間太宰治』を必要あって読んだ。
山岸と太宰もクィアな関係にあり、山岸は太宰に対する自分の微妙な意識に気がついている。
太宰はなぜか、肩先に毛が生えていて、それに山岸が触ると太宰は激怒する。
また、ある時、山岸は自分の太宰との関係が恋愛関係と似ていると思う。
絶交の原因は、そこにあったのかもしれない。
〔付記 2017・10・12〕神保町オタさんの2017年10月10日のツイートで、5巻の元ネタは三好達治の『朝菜集』だという指摘があり、それをうけて訂正いたします。ただ、『新体詩抄』も同系のデザインです。
