午後7時過ぎというのに、いちばん近い比較的大きな書店のコミック・コーナーは、わたし一人しかいないのであった。
かつて、メジャーではないマンガ、コミックをたくさん購入し、たくさん読んだ。1980年代から90年代にかけてである。わんだーらんどという店が贔屓で、よく出かけたものだ。今は、なんばの店だけになった。客で賑わっていて、生き字引のような店長がいて、メジャー作品もマイナー作品もよく売れていた。
あの活気はどこに行ったのだろう。最近は、電子版で読む人たちが増えてきているのだろうか。それにしても閑散としている。
あの頃から、ずっと愛読している近藤ようこの『死者の書』の下巻と、初期作品集の1を購入した。近藤ようこの絵は、よく工夫されていて、視線の心地よい運動を体験することができる。それが何よりの気分転換になる。
最近は、どこかへ、望むと望まざるに関わらず押し出されていくような感覚を覚えることが多い。
