語注だけではなく、文脈注を入れるところが工夫である。
文脈注の考え方については過去記事《旧稿より②》に掲げた「『それから』の「古版の浮世絵」について」を参照されたい。
また、「日本文学」57(1), 68-75, 2008-01-10掲載の「ハイパーテクストと文学研究」も参照されたい。これは、ここで、ダウンロード可能である。まだまだ不十分かもしれないが、作品研究とは、注釈を拡張することであり、作家、作品を中心におくよりは、文学事象そのものを対象とする方が良いという考えは変わらない。
版下紙面を1ページ分、紹介しておこう。中心となってくれている人がいるが、共同作業でもある。
◇『彼岸過迄』の蛇頭ステッキを考えるために、ステッキの洋書を注文。ストーリーの連鎖と、イメージの連鎖を、2ラインで進める物語だと考えると、蛇頭ステッキは、イメージの連鎖に関わる重要要素である。(木股知史)
