古書からたち

◇先日、平野の古書からたちを訪ねた。地下鉄平野で降りて、北陸銀行の角を曲がって、岩崎食堂の看板までまっすぐに行くと、すぐ先の路上に古本のしるしが見えます。
 長田幹彦『文豪の素顔』ほか2点。長田の本は、出会えてよかった。また、紹介しよう。
 小村雪岱の『日本橋檜物町』の平凡社ライブラリー版は存在を知らなかった。「付録」が充実している。
 冷茶をふるまっていただいた。ひどく蒸し暑かったので、ありがたかった。
 いつもの小人ぶりが発揮され、引っかかったもの全てを買わなかった。我ながら、情けない性格である。たぶん、親の育て方によるのだろう。欲しいもの全部をさらってしまうといけないよ、などと言われていたのかもしれない。
 枝雀のなりたての時の新書とか、気にかかるものはいろいろあった。
 棚に動きのある本屋さんのようなので、またの機会としよう。
 わたしなど、本との出会いが研究の方向にも大きく関わることを実感する日々である。
◇JR天満で降りて、天神橋筋を南森町まで流し、恵美須町の文庫櫂を訪ね、古書からたちまで足を延ばす。いや、まず平野まで行って、戻ってくるのがいいかもしれない。