『木星』中村彝追悼

大阪古書会館で見つける。
初めて見る。発行人は福田久造。
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 2巻2号の2月号も中村彝追悼になっている。
目次を掲げておこう。
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 読者ファンディングで、美術紹介のための挿絵掲載の基金を読者に募っている。
一口1円で5口まで。
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 中村彝の詩が数編紹介されている。
     部分色

いくら部分が美しくとも
玉の色をおしならべても
傑作とは
何のかゝわりもないものだ。
天才の色も
くだらぬ絵かきの色も
部分の色には
大した変りはないものだ
すべての秘密と
奇蹟とは
たゞその集合の状態の中に
たゞその結晶のはたらきの中に
謎の様にかくれてゐるものだ
いくら部分が美しくとも
玉の色をおしならべても
傑作とは
何のかゝわりもないものだ。

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