お姉さんの思い出

自分が幼稚園児の頃、近所のお姉さんにおんぶされた思い出がある。といっても、この歳になって、それはねつ造された、あるいは願望を構成した記憶ではないかとも思い始めているが。

そんなことを思い出したのは、アニメ『ペンギンハイウェイ』を見たからだ。

三浦淳さんがブログでほめていたので見る気になった。

誠実な、あるいは、内面的なセカイ系の物語。セカイ系(個人の悩み問題が世界の存廃につながるタイプの物語)であるが、いちおう筋が通るような説明がなされている。つまり、セカイ系の自己言及性が意識されている。

原作は読んでいないが、森見登美彦はエンターテインメント系のメタフィクション作家なのか。

監督は、石田祐康。覚えておこう。

《付記》
◇アオヤマ少年のまっとうさは、こどもならだれも共有しているもの。
◇お姉さんの声は蒼井優。アルトでいいが、アルトで透明感のある声というのがわたしの理想である。それから個人的な希望だが、決意のあと、お姉さんはショートカットになってほしかった。
◇お姉さんがアオヤマ君を海の見える町に連れて行こうとするところは、筋的に矛盾があるのでは。
◇赤瀬川原平の宇宙缶詰め。紙ラベルのカニ缶を開けて、中身を食べたあと、缶の内側に紙ラベルを貼って、缶をハンダ付けして閉じる。そうすると、宇宙はカニ缶の内部に閉じ込められる。
◇『ターミネーター2』かも。