古本日記 一冊はジグソーのひとかけら、の巻

28日の記録。
◇梅田のまんじ堂萬字屋書店によると、ドイツの戯画週刊誌『ジンプリチシムス』が数冊おいてあった。誌名は「馬鹿」の意味。
1冊、1910年8月15日の号を購入。多色石版が何枚か入っているので、印刷の見本として。(いつものとおり、全部買ったらよかったかと思う。)でも、ほどほども大事。ドイツ語読めればなあ。
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◇丸善ジュンクをのぞくが、ちょっと調子が悪くなる。稲葉振一郎の新刊、朝日の書評に載っていた丸山真男集の別巻、『本の雑誌』の文豪特集が気になったが、また今度。
タリーズで休憩。調子が戻ってくる。
旧カッパ横丁の一階は工事中だが何になるのだろう。

◇御堂筋線折り返しで、恵美須町へ。文庫櫂に本を受け取りに。
ツイート通り未整理の本がいっぱい。オタさんとはすれちがい。もとJKさんにいきあう。

受け取った本は、ジグソーパズルでいえば、重要な一片のような本。前に青羽さんで買ったものとあわせると、テーマが明瞭になってくる。しかし、細部のつめが重要で、予測が立たない。

紙媒体で公表することはやめて、ゆくゆくまとまったものは、noteに掲載しようと考えている。

野上訳『お菊さん』のほう(野上とロッシの挿絵の比較)は、なんとかめどがついてきた。

それぞれの古書は、ジグソーパズルの一片のようなもので、いくつか組み合わせができると、面としてのテーマが明瞭になってくるのだ。
ただ、ひとつではなく何面もパズルを完成させなくてはならないので、たいへんである。

あとは夢二のものを何冊かと、土岐哀果の『不平なく』など。

白っぽい本では、丸谷才一『彼方へ』、『小林信彦の仕事』。

『鷗外遺珠と思ひ出』(昭和8年、昭和書房)。更紗集の序文というのが気になった。
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上、右から二冊目は、吉井勇『祇園歌集』(大正4年11月初版、5年2月3版)。夢二装幀。
女の顔を表紙に持ってくるのは、新潮社が大正4年2月に出した「情話新集」シリーズあたりがはじまりか。

豊作である。感謝、感謝。

気分低迷が上向きますように。