6月12日より、芦屋市谷崎潤一郎記念館で特設展「大正の〈文豪〉ブーム 『文章倶楽部』のメディア戦略」が開催される。
在職最後の年2019年に、職場のイベントで学生さんと〈文豪〉ブームを取り上げたことがあるが、それ以降も継続して『文章倶楽部』など関連資料を集めていた。
『文章倶楽部』はおもしろい雑誌で、写真、漫画などを駆使して、投稿少年たちに作家を身近なアイドルのように印象づける誌面を展開していた。
今回の展示では、資料面等で少し協力した。
昨日、担当学芸員の方から展示準備ができたという連絡があり、写真が添えられていたが、小さな図などはパネルで拡大して見やすくなるような工夫がほどこされており、近代文学好き、文豪好きの人には楽しんでもらえる展示となっていると思われる。
9月5日までで期間も長いので、ぜひ観覧してくだされば、たいへんうれしい。
*下掲の似顔絵漫画、わたしは5人くらいしかわからなかった。
左上のゴルゴ13みたいな人は、誰だろう?
〔付記2021/08/25〕
16は,吉井勇。
〔付記2021/08/25〕
朝日新聞2021年8月25日朝刊、阪神版に松永和彦記者の「文豪は大正アイドル」という記事が出て、企画が紹介された。要点を引用する
文章倶楽部は、新潮社が大正5(1916)年に創刊。芥川龍之介ら作家の短編作品などが掲載された。その一方、作家自身のプライベートな写真も多数掲載していたほか、芥川龍之介が「柿やバナナが好き」などといった私生活についても紹介していた。
学芸員の永井敦子さんは「文章倶楽部は作品だけでなく、作家をアイドル的な存在にして、見て楽しむことを読者に提供していた」と話す。作家を身近なあこがれの的として演出し、誌面を盛り上げ、若者の興味を引こうとしていたことがうかがえるという。
あと、現代の文豪ブームとの関連についてふれられている。
写真やパネルなど約30点の展示。写真や漫画を使った,文豪の生活や作品の画像化の試みがわかりやすく紹介されている。9月5日まで。月曜休館。感染対策した上でご観覧下さい。
