児島喜久雄は、『白樺』に近い美学者、美術史学者で自ら絵も描いた。
レオナルド・ダ・ヴィンチ研究で知られる。東北帝大助教授から東京帝大教授。
原理に基づく美術批評を模索した人物でもある。
その児島は、『美術批評と美術問題』(昭和11年12月5日、小山書店)で、太田三郎を酷評している。
「現在の帝展は太田三郞君程度の畫家でさへ審査員たり得るやうな組織である。」と、収録された「帝展洋画評」という文章に記している。
昭和8年の第14回帝展についての文章のようだ。
『太田三郎作品集』全2冊は手元にあるが、作品の出展歴は書いていないのだ。児島はよっぽど太田が気に入らないのか絵の題名すら記していない。
そこで、『日展史』か『日展史資料』を見たい。
CINIIで検索すると居住市の大学の図書館が所蔵している。
調べると、疫禍で一般市民の閲覧は禁止されている。有料らしいが、閲覧できるようになれば手続きしてみようと思う。
国会図書館の遠隔複写を利用することにした。頁数がわからないので通るかどうかわからないが。
無職でどこにも属さないものがものを調べるのはたいへんだということはよくわかる。
〔付記、2022・2・4〕脱字補入。
読者メッセージで、ヤフオクに絵葉書が出ていると教えてくださった方がいて、即売可の商品だったので注文した。感謝である。作品集と照合もできた。
