太田三郎《モデルたち》

児島喜久雄が「現在の帝展は太田三郞君程度の畫家でさへ審査員たり得るやうな組織である。」と、「帝展洋画評」という文章で太田三郎を酷評しているが、作品名すら挙げていない絵はどんなものか、と国会図書館に遠隔サービスを申し込んでいたところ、ブログ読者の方が読者メッセージでヤフオクの絵葉書に出ていますと知らせてくれた。(遠隔サービスの方は取り消しが間に合った。)

昭和8年の第14回帝展に出品した太田の作品は《モデルたち》というもの。

即決可能だったので早速購入した。ヤフオクは苦手で、最近はしたことがなく、新たにアカウントを作った。

当時は、出品作品が絵葉書になったので、展覧会にいいけない地方の人も、絵の感触をそれで掴むことができた。

写真版が未発達の時は、ペンで模写した線画が新聞に掲載されたりしている。

さて絵はこんな感じ。

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正統派教養の持ち主、児島はどこが気に入らなかったのか。

乏しいわたしの知識では、似た画風というとアンドレ・ドランくらいしか思い浮かんでこない。

調べが行き届いていないのかもしれないが、太田は自分語りをしない人だ。

また、東京を離れると、文学者でもそうだが、資料が乏しくなる。

ひょんなことからわかったのだが、太田は、ファンの女性と結婚している。

追々、noteの方で書いていこう。

〔付記、2022・2・11〕
タイトル誤記修正。