「入営紀念」と「解隊紀念」

美人絵葉書が日露戦争と深い関わりがあり、兵士の慰問に使われたことは過去記事にも書いた。


さて、この絵葉書は何年か前の水の都の古本展で入手したもの。

IMG_0940.jpeg

絵柄は、美人絵葉書の代表的アイコンともいうべき、洗い髪のお妻である。

未使用で、記念印が二つ押されている。

「大津歩兵第九聯隊」とあり、左は「入営紀念」、右は「解体紀念」とある。

日付はわからないが、日露戦争時のものであろう。

美人絵葉書をもらった兵士が、入営の時に押印してもらい、無事帰還して解隊の時に押印してもらったということだろうか。

裏側に仕切り線はない。

IMG_0941.jpeg

「万国郵便連合端書」とあるので、明治10(1877)年に日本が加盟した以降のもので、仕切り線がないため明治40年3月までのものということになる。