右の本、稲生平太郎『定本 何かが空を飛んでいる』(2013年11月25日、国書刊行会)が届いた。
つい先日まで、稲生平太郎=横山茂雄だということをしらなかった。
また、横山氏が、京都の古書市ではよく見かけた方だと思いいたった。
横山氏といえば、水野葉舟『遠野物語の周辺』(2001年11月23日、国書刊行会)の解説「怪談の位相」に感心した。
遠野の物語と心霊研究は不可分のものだったというのが主旨であるが、小品から葉舟に関心を持ったわたしには、知らないことが多く、おどろいた。
葉舟の小品には、世界が植物やカビに埋もれるというものもあり、そういう世界崩壊のイメージは、反ヒューマンな感触があり、朔太郎の先駆のように感じていた。
稲生平太郎『定本 何かが空を飛んでいる』を少しだけ覗いてみたが、陰謀論に対するワクチンとしてはこんな本がいいのではないかと思った。
【編集履歴】2022/12/12 20:38
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