朝起きてすぐ、鉄道運行状況を確認。遅れなし。
朝食をとり、出発準備。
鉄道が遅れるのは日常茶飯事になっているので、ナビで調べた予定よりも、40分早く出ることにした。
特急の指定席をとって、車中で昼食をとることにしたので、開店したばかりのスーパーでパンを購入。コーヒーは小型魔法瓶に入れて持参した。
改札に行くと、踏切のバーの破損点検でなんと15分遅れになっている。
乗換駅で、一列車早い特急に乗ることができた。
乗客は車輌に3人。
尾崎を過ぎたあたりで、コーヒーを飲んで、小型バーガーを食べる。
久しぶりの海。みさき公園あたり。
市駅に到着。バスを一本見逃す。
オルリク展以来なので、ほぼ4年ぶりか。
駅ビルは新しくなっている。
10分ほど待って、バスに乗り、県庁前で下車。
少し余裕があるので、宇治書店県庁前店に入る。
和歌山関連の本の棚があるので、そこを見るのが目的。
多すぎて迷う。
まず、一般的なものを1冊ということで、三尾功『増補改訂城下町和歌山百話』(平成13年8月、宇治書店)を購入。
帰路の車中で少し読んだが、注釈に生かせることがたくさん出ている。
あらためて、書くことにしよう。
この書店は、岩波などの〝古い新刊〟がたくさん置いてある。
西郷信綱のちくま学芸文庫版『古事記注釈』8冊が並んでいる。迷ったが、購入せず。
帰宅してこれを書いているいま、後悔している。
本に熱中している内に時間経過。
まず、学芸課で挨拶して情報交換。
4年もたったとはおもえない。
しかし、田中恭吉日記の注釈は進んだ。
展示を見る。
まず、《トランスボーダー TRANSBORDERING 和歌山とアメリカをめぐる移民と美術》展から。
上山鳥城男(うえやま・ときお)の油彩画のあざやかさにおどろく。
妻を描いた《日本着の婦人(着物姿の上山夫人)》の奥行きに見入った。
帰国して描いた和歌山の風景画もよかった。
竹久夢二はこれまで図版でしか見ていない《ワイニマの桟橋》にひかれるものを感じた。
日系人収容所の絵画や写真も記憶に残った。
あと、まったくしらなかった彦山禎吉の『黒炎』という木版の冊子の斬新な表現におどろいた。
つぎは《原勝四郎展 南海の光を描く》展へ。
和歌山田辺の会津川を描いた《風景》の雲の表現に驚く。太い筆で採点の◯をつけるように描かれているのだが、視覚から入ってきて、こちらの身体にリズムが伝わってくる。
上山の写実とは対極の表現だが、どちらも心に響く。
ミュージアムショップで、『池田諒遺稿「原勝四郎のフランス放浪日記」』(田辺市立美術館)を購入。原の大正8から10年のヨーロッパ滞在日記の翻刻と解説。解説は200ページ以上ある。
このところ、大正中期に関心があるので、おもしろそうな内容である。
ほんとうは1,2泊して、田中恭吉の追体験をするために町や海辺を散策すればいいのだが、それは少しあとにとっておこう。
帰路は天下茶屋で下車。地下鉄堺筋線、JR東西線で帰る。
地下路線の方が換気がいいように思ったので。
ラッシュにあったが、換気がいい場所に立つようにした。
マスク率は65パーセントくらい。前より高くなっていると思った。
おまけ。美術館正面玄関前の黒川紀章《中銀カプセル》。窓に樹木の緑が映っている。
【付記】
2023/11/16 脱字等少し修正。
