『浄瑠璃の女』

daily-sumus3さんの記事《武田寿・比佐》を見て忘れていたことを思い出した。

もう5,6年前のこと。
ある古書店で、おもしろそうな画文集がでていて、照会したが売れてしまったあとだった。
作者については聞いたことがない人だった。

その買いのがした本が、武田壽の『絵ものがたり 浄瑠璃の女』(大正元年8月、博文館)であった。

調べると、国立国会図書館デジタルコレクションで公開されている。ここ
残念ながら、モノクロである。
奥付が、活字が明治41年であるのに、筆がき、押印で大正元年に訂正してある。

浄瑠璃の演目にちなんだ文章に、それぞれ絵が一点はさんである。

「おかる勘平」を引用してみよう。
digidepo_906967_0015-2.jpeg
*武田寿 著『浄瑠璃の女 : 絵ものがたり』
(博文館、大正1. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/906967 (参照 2024-01-08)
トリミングあり。

夢二的(背景の描き方)であるし、太田三郎にも似ている。

調べてみると、武田は東京美術学校には在籍していないようだ。

山村誠一郎は、東京美術学校の出なので、そこから官報類で生涯をたどることができた。

武田壽については、手がかりがなさそうだ。

名取春仙は明治44年前後に絵入り本、画集が多く刊行されたことを指摘している。




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