YouTubeの報道系配信を見るようになった。
結論から言うと、独自の調査や取材をふまえているものは、立場が異なっていても有益だと思う。
たいていは、〈こたつ記事〉、すなわち大手メディアの発信を紹介してコメントしているものが多い。
ファストニュースである。
なになにで報じられたが、内容を紹介して詳しく検討するなどと言っている。
1万から5万の再生数で、発信者にはどの程度の広告収入が入るのだろうか。
広告から収入が発生するのは、視聴者とは距離があり、大手の発信記事等を利用して気楽なもんだ、と思っていてその配信を評価していなくとも、視聴すれば、発信者には収入が生じるわけである。
二次、三次の情報でかせいでいるわけだ。
しかし、かせいでいることは、視聴者には直接的関連が無いので、登録お願いしますとはいうが、視聴していただき稼げましたと、正直に言う配信はあまりない。
これに対して、自前の調査や取材を加味している配信は少ないが、見応えがある。大手メディアに不可避なフィルターが少ないのもよいと思う。
有料配信を聞きたいと思うが、月1500円は、サブスク貧乏の私には重荷でとても、加入できない。
なかには、取材しないことを明言している配信がある。
対立しているAとBの立場のどちらかに加担して熱くなってはいけないと言っている。
この配信は単なる価値相対主義をメディアリテラシーだと誤解しているのである。
メディアリテラシーは免責される中立の立場に立つためのものではなく、自分が動員されているという識知を得るためのものである。
中立だと言って、動員された意見を聞かされるのはたまったものじゃないな、と思った。
自分がしている研究も「二次、三次」じゃないかという反省はある。
なるべく知られていない「一次」的なことを、「二次、三次」の情報を検討しつつ、伝えたいと思っている。
