昨日の記事で言及したアルバート・ブロックの洋書が届いた。
レターパックライトは早い。370円という価格もいまとなっては合理的だ。
『アルバート・ブロック アメリカの青騎士』(Henry Adams,ed.,Albert Broch The American Blue Rider.Munich,New York:Prestel,1997)
表紙の絵は、《The Green Domino》1913年。
キャバレーの歌手を描いたもの。ドミノはピエロの衣装で仮面を指すようだ。右の男性が仮面をつけている。
歌手の衣装もピエロ的である。
この時期、ブロックはピエロやハーレクインを多数描き、宗教画もそうした趣向で描いているという。
ヘンリー・アダムズという人の長い解説のドイツ時代にあたる部分を辞書なしでとりあえず読む。
やはり、1冊、画集があるだけでいろいろわかってくる。
アメリカ時代は、新聞雑誌で挿絵を描いていたブロックは、夢二と似ているところがある。
夢二の切り抜き帳に、ブロックの《夏の夜》があるそうだが、ブロックの経歴まではわからなかっただろう。
悲哀を恐怖に、敬虔を滑稽に転倒するようなところが夢二にもあるような気がする。
