パディントン発4時50分

わたしは、作業の合間に、こまぎれで映像作品を鑑賞することができる。
10分ほど見て、作業に戻るということが平気でできる。
ただ、早送りで鑑賞することはない。情報配信は1.25倍速で聞くことがあるが、映像作品ですることはない。

今回、作業中に見たのは、『パディントン発4時50分』。
以前、ジョーン・ヒクソンのものを見たことがあるので、自然比較して見ることになった。

クリスティの作ではマープルものが好きである。
敬愛する三浦つとむがよく文章にミス・マープルの言葉を引用していて印象に残っていたことがきっかけである。

今回見たのは、マープルをジェラルディン・マキューアンが演じているもので2004年制作。

マープルの友人が併走する列車の窓から殺人を目撃して、警察に届けるが死体は発見されない。

マープルは地図を見て、線路にカーブのあるところにある、製菓業者の一族が住む広大な屋敷があやしいとにらむ。

マープルもののいいところは老若男女が活躍するところだ。
マープルの意を受けて、お屋敷に潜入する、美しく賢い家政婦のルーシーがよい。アマンダ・ホールデンという女優である。

さて、推理小説のトリックはどの程度形式化できるのだろう。

遺産をめぐる思惑が、一族には錯綜している。
しかし、もう一つのモチーフが設定されており、それは最初から明示されている。

つまり、2つの動機の圏が存在している。

動機の圏を2つ設定しておくということが、謎解きにかかわっているのだ。







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