noteに記事《ビーアバウムの詩:「アダムとイブ:竹久夢二『山へよする』研究⑥」ヘの補足》を公開


竹久夢二の《桃樹園》《青春譜》に影響を与えたアルバート・ブロックの《夏の夜》について、オットー・ユリウス・ビーアバウムの詩が着想源となったという説を取り上げた。

蒲原有明、三木露風など日本近代の象徴詩には、外面の描写が、内面の状態の暗示に転換するものがあるが、ビーアバウムの詩も同じ構造だった。

それから、指示ではなく暗示的な、絵と詩の照応は西欧にはたくさん見出せるが、日本では、やはり萩原朔太郎の『月に吠える』(恩地孝四郎装幀、恩地、田中恭吉挿絵)がきわだっている。

しかしその後の展開があまり明確ではない。

見落とされている系譜があるのだろうか。

もちろん、『山へよする』は、その見落とされた系譜を埋める重要なピースである。







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