noteに新記事《太田三郎の『女学世界』寄稿一覧》を公開した。
daily-sumusさんがnoteで《女の貸本行商となつた記(変装婦人記者)》という記事を書いていて、とてもおもしろい。
雑誌『女学世界』第13巻第4号(博文館、大正2年3月1日)掲載の、女性記者が貸本行商に「変装」潜入した記事を紹介している。
ヘッダーに使われた画像は2人の女性記者がカフェーパウリスタにいる場面をとらえた口絵写真の一部であるがとてもいい。
おまけとして、太田三郎の連載「近世佳人伝 おさん(下)」が写真版で公開されている。
「おさん」はもちろん、『心中天網島』の紙屋治兵衛の妻おさんのことだ。
おさんの小春への義理立てゆえに、小春治兵衛は死の愉楽に身をゆだねたが、おさんは黒闇の生をたどるほかはないというあわれをたどる物語。
それで準備しておいた、『女学世界』への、太田三郎の寄稿一覧を公開した。
粗忽ゆえ、前半部を脱落させてしまったり、上下記事をみのがしたりで、ばたばたしてしまった。
理系や医系と違って、人文系の学問は学会・学界とは関係のないところでのいとなみにもつながるものである。
1冊の紹介でも、『女学世界』の生きた感触をつかむことができるし、インスパイアされる読者もいるに違いない。
*太田三郎 『女学世界』第14巻第1号(大正3年1月1日)表紙
