昨日、図書館で人文系の雑誌の棚に『読書人』があって、岩井克人の『資本主義の中で生きるということ』(2024年9月、筑摩書房)についての記事が出ていて目をひいた。
題が気になったのと、日経ビジネス人文庫版で読んだ『経済学の宇宙』がたいへんおもしろかったからだ。
帰宅して、購入しようかと思いつつも、迷いがあった。蔵書整理を始めてから、本を買うことにためらいがある。どうせすぐ手放すのだから、図書館で借りればいいと思ってしまうのである。
とりあえず本屋で見てみようと考えて、今日は大きめの書店に長距離散歩で出かけた。
人文の棚の下段に1冊だけあった。
パラパラ見ると、本来の存在であり得なくなる自己疎外という資本主義下の人間のあり方には否定的なことだけではなく、誰もが自分の独善を押し通せないという側面もあるのではないかと書いてある。
三浦つとむの弁証法的な発想である。
購入することに決めた。
