◇竹久夢二『山へよする』研究がちょっと難所にさしかかって、渋滞している。
しかし、なぜ、自分がこの本のことを書こうとしたかは、より明瞭になってきた。
ここを超えると、一気に終わりまで走れるのではないかと思えてきた。
そう簡単にはいかないかもしれないが……。
いまはスピンして普門暁の《未来派模様》について書いている。これは日曜には公開できるだろう。
自分の能力の低さにいまさらながら驚くのだけれど、そんな者でも一足ずつ進みたい。
◇画文共鳴、絵と言葉の響き合いの表現史の中で、『山へよする』はとても重要である。
萩原朔太郎『月に吠える』に関わった画家たち、恩地孝四郎、田中恭吉が竹久の表現に影響を与えている。
『月に吠える』は大正6年刊、『山へよする』は大正8年刊。
性の問題が見えかくれするし、前衛の大衆化という問題もある。
批評の文体でそれらを示したい。
◇ほるぷ版の竹久複刻全集の『山へよする』を購入した。
ヤフオクで2000円+送料であった。
複刻版といっても、少し前まで「日本の古本屋」に出ていたのは8000円だった。
オリジナルをしょっちゅう見ていると、傷みが出るので、探していてやっと見つかった。
