なんで知ったかわすれたが、笠井彦乃が書かれているということで、購入。
榎本滋民『夢二恋歌』上・下(昭和49年12月、講談社)。
著者榎本滋民(1930−2003)は劇作家、演出家として活躍した。
大正8年3月5日に、万世橋のレストラン、ミカドで開催された『山へよする』の会で、控え室に入ってきて演技の仮面をはずした竹久を目撃したボーイ、剣持勇作の視点から物語が始まる。
『山へよする』の会の説明も正確で、期待できそうだ。
当時は、依拠資料を明示することが慣習になっていないので、参考文献はわからない。
帯に「若鮎の純潔を傾けつくした彦乃」とあるが、そうした枠組から彼女を救抜したいという思いはある。
