ある歴史学者が、史料は頭からめくっていくのが大事といっていて、さっそくまねをしてみる。
評論とエッセイを収めた『鈴木三重吉全集』第5巻を頭からめくっていく。
長崎旅行について見落としていた記述があった。
三重吉全集は国会図書館デジタルコレクションに入っていて全文検索が可能だ。
併用しながら速読していく。
ポストイットをはさむだけでは、忘れるので、久しぶりにコーネル大学ノート(L字形のラインが入っている)にメモしていく。
いつも不思議に思うのは、名のある作家なのに全集は初出が明記されていないし、年譜も粗い、ということだ。
先に言った長崎旅行も記述されていない。
ざっさくプラスでいくつか初出がわかったので、遠隔コピーを請求する。
広島出身であり、①『赤い鳥』と児童文学、②ネオロマン派と称された活動、③作文指導者としての活動など、活動範囲は広い。②の領域が主要作品を除いて特に研究が少ない。
わたしの書くものがその空白を埋めるものであればよいのだが……
