古本日記 雪嶺語録の巻

 昨日の金曜日、仕事を終えて、口笛文庫による。週末で、今月からは仕事月のはじまりで疲れはたまっているが、古本は見たい。 店の真ん中あたりは、黒っぽい本が高く積まれていて、リュックを背負っている身には、かがんだりすることがおっくうで、いつか徹底的に見たいとも思うのだが、上から20冊程度だけ見ることにした。 すると、三五判、箱入りのかわいらしい本が顔を出した。生田春月編『三宅雪嶺修養語録』(大正4年…

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名家近作叢書、谷崎潤一郎『金色の死』

 さて、昨日、天神さん古本市で見つけた、日東堂刊の名家近作叢書『金色の死』は、田山花袋『泉』とあわせて2冊しか出なかったと、紅野敏郎『大正期の文藝叢書』(1998年11月、雄松堂出版)に記してある。 巻末広告に出ている、前田晁の感想録『鞭』は未刊だったようだ。 紅野敏郎は、「谷崎の『金色の死』は有名な作品だが、この「名家近作叢書」の本となると、今日では入手困難な本といってよかろう」と述べている。…

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古本日記 直行直帰の巻

 家事をしてから、東西線で天満宮駅まで直行。3分前に到着。 昨日までの雨で、足下がじゃりじゃりする。 順番に見ていこうと、足をすすめ、漱石、芥川の研究書を数冊。1冊、300円。 『中央公論』大正6年7月、臨時増刊「自然生活号」、長田幹彦の『鰊ころし』が掲載してある。500円。きれいなので、当時の雑誌の見本としても使える。  つぎに何気なく文庫を見ていると、日差しが強くなってきて、何か光る本があ…

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古本日記

◇仕事やその他で、古書市に行くことができなかった。 今日は、諸事をすまして夕方、文庫櫂、渋谷書林に行く。櫂さんのところでは、前から気になっていた江見水蔭『硯友社と紅葉』など、いろいろ。武田勝彦編『太宰治文学 海外の評価』500円。『人間失格』ってどう訳すのかと思ったら、ドナルド・キーンがNo longer humanという題で英訳を出している。直訳すれば、「もはや人間ではない」となるのか? 渋谷…

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きょうは

 あいにくの雨模様です。  きょうは、古本なき者に古本あれ。 明日は、古本あるものに、さらに古本あれ。  残念ながらわたくしは仕事です。

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ブックオフに散歩

昨日、夕食後に近隣のブックオフに散歩。文庫以外を丁寧に見る。面白いものがあるが、値はたかい。たとえば、堀辰雄全集の初期作品集、3600円。手が出ない。 図録は、おなじもので、価格の差がある。 日本美術院の記念展図録、300円。これはうれしい。個人展の図録が高い傾向がある。 この図録で朦朧体の変遷などよくわかるし、巻末の人物紹介が便利である。 最後に見た文庫では、キーンの日本文学史を2冊。

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今日のルート

 大阪古書会館→本おや→文庫櫂→渋谷書林→天三天牛書店→帰宅→医者。  古書会館では美本に魅せられてちょっと散財。本おやさんでは先日の買い逃しを購入。オタさんの巻の本おや通信ももらった。 文庫櫂では、叙情小曲集を2冊とおまけ。渋谷では紅野敏郎を。  古本日記だけでなく、研究ノートも公開するよ。  月末でブログ開始丸7年だ。  ◇堂島ジュンクものぞいたが、三浦つとむの勁草書房版の主著がハー…

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「本は人生のおやつです!!」初訪問

 ここ数日、ゆかりの者にもらった風邪がひどかったが、少しおさまったので、「本は人生のおやつです!!」(略称は「本おや」らしい)を訪ねることとする。 午前は、いくつか仕事をかたづけて、昼を食べてから出る。JR北新地でおりてむかうことにする。 堂島UFJを通り過ぎて道を渡り、少し行き、右にホテルマイステイをみて、道に入るとすぐ左に堂島永和ビルの入口がある。あがるとすぐ店がわかる。ビル正面の二階窓には…

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西川春洞の書斎

 『諸名家スケツチ第一集 印象』(明治43年、大成堂)の口絵写真。 明治の書家、西川春洞。「書斎ニ於ケル西川春洞翁」。 本は平積みである。

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お城の見える古本市

 昨日は、ツイン21へ。 2冊のみ。デッドストックのようにきれいな、冬樹社版、谷沢永一『牙ある蟻』。 それと、改装本だが、明治43年の大成堂の『印象』というスケッチ集。最初は改装と気づかなかった。ただ、小型ヨコ本のコマ絵集がけっこう出ているので、参考になる。

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