古本日記 島本久恵『花と松柏』

先週の土曜に、いつもの図書館に、羽仁もと子のことを調べにいったのだが、ある文献に島本の『花と松柏』に婦人之友社をめぐる人々のことが詳しく書かれているとあったので、さっそく日本の古本屋で申し込んだのが今日とどいた。 表紙画は竹久夢二。昭和51年7月、筑摩書房。1970年代では、箱入り、布装というのは定番であった。最近では、箱もなく布装でもない小説本が多く、時代が変わったことを実感する。 北…

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古本日記 えべっさんの古本まつり

西宮神社のえべっさんの古本まつりも今年で3回目。初日が土曜で盛況である。 少し遠いので迷ったが、バスではなく徒歩で10分前に到着。見知った人はいない。みんな知恩寺かな。 まず、池崎とおくだが並んでいるところにとりついた。すぐ、大木志門編の龜鳴屋『徳田一穂 小説と随想 街の子の風貌』の新本割引が3000円で見つかり手に取った。今日はこれで決まりだなあ、という感じがした。 紙カバーの旺…

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古本日記 たちぎれ線香

最近購入した古本。 左2冊は、天神さんの古本まつり。『日本語大博物館』学芸文庫版は、帰りの車中で読んで、単行本が出たときに読めばよかったなと後悔。 右3冊は近隣のBOで。100円割引を使う。枝雀コレクションは後1冊でそろうが、米朝のほうは全8巻。残り5冊も古本で集めよう。 米朝師匠の口上では「たちぎれ線香」は「サゲがまた上々」ということだが、そのとおり。線香1本が消えるまでがいくらとい…

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古本日記 『泰西の絵画及び彫刻 近古篇の一 第八巻』

ヤフオクで『泰西の絵画及び彫刻 近古篇の一 第八巻』を見かけたので購入。木村荘八編の新シリーズ。 箱欠。「友人清宮」が箱の挿絵を描いてくれると「例言」にある。清宮彬(せいみやひとし)か。 国立国会図書館デジタルコレクションでは第7巻のみが見られるようだ。 小泉鉄が実質編集にあたった第一シリーズとは別のもので、木村荘八が編集にあたり図版、画家の解説を書いている。 巻末に「要目」が広告と…

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古本日記 久しぶりにAbe booksで買い物

久しぶりに、Abe booksで本を買った。 アルバート・ブロックのAlbert Bloch. Künstlerische und literarische Perspektiven: Artistic and Literary Perspectives (Art & Design) という本である。 アメリカの本屋とドイツの本屋で迷ったが、ドイツの本屋にした。時間をかけて、アメリカ…

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古本日記 『柳屋』25号など届く

◆注文していた『柳屋』25号をふくむ4冊が届いた。ガムテープでしっかりとめてある包装で、剥がしたときにテープが本体に触れて剥がれるなどの事故を避けるため慎重に開封。 予想より状態はよかった。 少し色あせてはいるが問題ない。 難渋している書きものを中断して、noteの記事のための図版撮影を開始。 これで、2北里以内の価格だから、とてもよかった。 柳屋と三好米吉の基本文献は、熊田司編「…

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古本日記 『柳屋』25号があった

時折思いついて「日本の古本屋」サイトで検索することがある。 きょうは、『柳屋』25号を検索すると、ヒットした。この号だけでなく他の号も3冊あって、低価格である。ただし状態はよくないという。 もちろん注文した。写真では絵柄は確認できたからだ。 『柳屋』は、三好米吉が大阪で柳屋書店(のち柳屋画廊)をいとなみ、そこで出していた雑誌。 25号の表紙は普門暁の《未来派模様》である。色あせているよう…

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古本日記 『桂枝雀爆笑コレクション 1』

散歩の足を伸ばして、ブックオフによる。 いつもみるのは、岩波文庫、ちくま文庫、ちくま学芸文庫などがあつまっているところ。 迷っていた学芸文庫版『頼山陽とその時代』はまず上巻がなくなり、きょうは下も売れていた。矢川澄子のエッセイ集のちくま文庫もなくなっていた。 ちくま文庫版『桂枝雀爆笑コレクション 1 スビバセンね』(2005年12月)があったので購入。これは全5巻で、今回で3冊になった。昔…

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『日本絵葉書史潮(其二)』が届く

『日本絵葉書史潮(其二)』(昭和15年11月1日、『切手趣味』編輯部)。『切手趣味』叢書の第37編である。14.7×10.4 A6版か。 いま、国立国会図書館サーチで検索すると、『切手趣味』叢書はたくさん入っていて、ネット公開されているが、この37編だけはないのである。おお。 明治38年の後半以降の逓信省発行の絵葉書、やそれ以外の絵葉書についての記録。 海外視察の報告や、巌谷小波につい…

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古本日記 『日本絵葉書史潮』に第2部があった

絵葉書研究の基本文献のひとつに、樋畑雪湖の『日本絵葉書史潮』という本がある。 過去記事《古本日記 復刻版『日本絵葉書史潮』》で復刻版を紹介したことがある。 樋畑雪湖は志賀重昂『日本風景論』の挿絵を描いた人で、逓信省で日露戦争記念絵葉書の制作に携わった。 昨年、リネン堂という古書店で、何回か古書を購入した。特徴がある店名なので記憶している。 古書目録福袋に参加している古書店である。目録では…

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