北野恒富展

あべのハルカス美術館の北野恒富展に行く。眉がハの字になった表情の女性像が多く、気に入った。《口紅》は木版画だったが、いい感じである。絵はがきセット表紙の《鏡の前》は迫力があった。裾模様の飛天をクピドに見立てると、女はビーナスだ。世俗のビーナスに出会うのはちょっと覚悟が必要、ということか。まがまがしさがあってこその美なのだ。橋爪節也さんの講演「よみがえる大阪画壇の巨匠 北野恒富の芸術」も聞いた。パ…

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「パロディ、二重の声 ―日本の1970年代前後左右」

昨日、東京ステーションギャラリーで開催中の、「パロディ、二重の声 ―日本の1970年代前後左右」展に行く。なつかしいなあ。1970年代にはまだ「明日何をしよう」というような希望があったのだ。作為と意志が100%シンクロしてしまったような変な時代に、「二重の声」は生まれようがないのか。自由に雑誌が読める一室があった。「ビックリハウス」を久しぶりに手にとった。 ◇そうそう、昨日はあの人の新作の発売…

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版カチ

須坂版画美術館のグッズ。小林朝治の《酔客》を田嶋健がデザインして手作業で染めたもの。もっと買ってくればよかった。

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長野県の須坂に『月映(つくはえ)』を見に行く

早起きして、新大阪に向かう。地震があったようだ。遠出すると地震が起きるというジンクスがあたる。片道5時間の道のり。遠くとも日帰りできるところは帰るようにしている。 名古屋から、特急しなのに乗り換え。もう着く頃になって、車内販売はないというアナウンス。 列車の「行き違い」のために明科駅に停車するが、5分遅れとなる。「行き違い」は変な言い方。列車通過調整のためで十分ではないか。変な言葉づかいなの…

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「動き出す!絵画 ペール北山の夢」展

東京ステーションギャラリーで表題の展覧会を見る。 じっくり時間をかけてみる。 ゴッホやセザンヌの後に坂本繁二郎や山脇信徳を見ても何の違和感もない。 日本の近代というのは大いなる断絶の時代で、じつは西洋の伝統に憧れがあったのだ。 坂本繁二郎の《張り物》はすごかった。オーラが出ている。洗い張りをする女性を俯瞰で描いているのだが、縁側のホーロー製の洗面器にセザンヌを感じた。 でも…

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月 ―夜を彩る清けき光

 渋谷の松濤美術館で、「月―夜を彩る清けき光」展。 2016年10月8日(土)〜2016年11月20日(日)  「月映(つくはえ)」関連の展示はないようだが、おもしろそうだ。  ここ。    図録も出ている。オンラインで注文可。

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特別展 動き出す!絵画

 和歌山県立近代美術館メールマガジン 105号から、引用する。 特別展 動き出す!絵画   ~日本近代洋画・西洋近代絵画の名品を展示 今秋、セザンヌ、モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、ピカソらを中心とした西洋近代美術の重要作家に加え、 藤島武二、岸田劉生、萬鉄五郎ら日本近代美術を変革した主要な作家たちの作品が、和歌山に集まります。 ゴッホらを支援したペール・タンギーにな…

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