図録か書籍か 2016年03月02日 東近美の恩地孝四郎展の図録は、ほんとうに売り切れたようだ。期間はそんなに長くなかったので、たいへん売れた部類に入るのではなかろうか。和歌山に巡回する時の分は、増刷するそうである。 前も書いたが最終日に展覧会に行って目当ての図録が売り切れているときは、ほんとうにがっかりする。 最近は、書籍としての刊行もふえてきた。書籍なら、会期が終わってもそんなにあせらなくてもよい。熊谷守一、石子順造な…続きを読む
恩地展に 2016年02月27日 思い切って恩地展に。 有島生馬の小説『死ぬほど』の装丁がすばらしい。 油彩画も実力がある。 立体感覚が豊かなので、版画でも成功したのだろう。 ぐろりあものぞく。 黒っぽい本は拾えず。 三茶で谷崎を2冊買う。 出がけにワゴンで金井美恵子の猫本をみつけた。 三茶ではカバーをかけてくれるのだ。 東京駅地下で、海洋堂のガチャポン市に出会う。 続きを読む
恩地孝四郎展図録、おもしろし。 2016年02月14日 東京国立近代美術館の恩地孝四郎展は、2月28日までである。 和歌山県立近代美術館に巡回するのは、4月29日~6月12日。 左は1994年に宮城、横浜。和歌山の3館で開催された恩地孝四郎展の図録。「色と形の詩人」というくくり方には、抒情性が感じられる。今回は、どちらかというと、抽象への志向に力点が置かれているようだ。 展覧会が開かれるたびに、新しいことがわかってくる。時…続きを読む
『現代の眼』615号 2016年02月07日 東京国立近代美術館の『現代の眼』615号(2015年12月-2016年1月号)に、恩地孝四郎展関連の文が2篇載っている。PDFは、ここから。 目次。 [On view]「恩地孝四郎展」 恩地孝四郎――「版」と揺らぎの表現 ◆和田浩一(宮城県美術館学芸部長) [On view]「恩地孝四郎展」 重力について――恩地孝四郎の一九三〇年代 ◆西山純子(千葉市美術館主任学芸員) …続きを読む
恩地孝四郎展図録 2016年02月02日 東京国立近代美術館で、恩地孝四郎展が開催中である。和歌山県立近代美術館にも巡回するが、シカゴ美術館出展のものは東京でしかみられないそうだ。和歌山でも独自の趣向があるようだ。 知人から届いた図録の厚さにおどろく。 目次を紹介しておこう。 目次: 抽象への方途 : 恩地孝四郎の版画 / 松本,透[著] p.13-21 恩地孝四郎 : 戦後抽象版画の展開 / 桑原,規子[著] …続きを読む
大谷崎と挿絵の世界 2015年11月22日 芦屋の谷崎潤一郎記念館。「大谷崎と挿絵の世界」展。 雑誌「苦楽」掲載『春琴抄』の和田三造の挿絵がよかった。 大正6年版の『人魚の嘆き』は白版を展示。金属版である。 かつて指摘した、『月映』III輯からのモチーフ借用の挿絵は、名越国三郎の画風とは異なり、考えてみる必要がある。 展示室に3夫人の写真が掲げられていたが、千代が一番美しいと思った。玉子に目鼻の、博多人形風の表情である。続きを読む
完売御礼か完売無念か 2015年11月03日 東京ステーションギャラリー、フェイスブックによると,月映(つくはえ)展図録が完売したそうな。 巡回各館も完売とか。 よかったのだけれど、100部ぐらい最終日に残ればよかったなあ,とも思う。 かつて、亀高(渡辺)文子展に最終日にいって、「図録売り切れです」と言われたときの衝撃を思い出す。続きを読む
東京ステーションギャラリーの月映(つくはえ)展 2015年10月31日 なごりおしいが11月3日まで。 感想見ていると、藤森の人気が高い。 田中恭吉の文字が可愛いともある。 図録は、たくさん売れたのでは⁇ ともあれ、東京で開催されたのはよかった。続きを読む
クラフト・エヴィング商會、月映(つくはえ)を語る 2015年10月11日 作家・装幀家ユニット「クラフト・エヴィング商會」の吉田篤弘氏、浩美氏が『月映(つくはえ)』について語っている。記事。 「かすれ」への注目は、共感するところ。展示されている田中恭吉の版画《冬虫夏草》は、花の先端がかすれていて、そのことが明るい光を表現することにつながっている。この先端がインクでつぶれている刷りを見たことがあるが、和歌山近美所蔵のかすれバージョンのほうがよいと思った。 偶然…続きを読む
月映(つくはえ)展展示風景 2015年09月22日 和歌山近美のフェイスブックで見つけました。 東京ステーションギャラリーでの展示風景です。 ここ。 〈付記〉 東京ステーションギャラリーのフェイスブックにつくはえ(月映)展のバックヤードをとらえた写真が出ています。和歌山近美のスタッフが奮闘しています。作業の様子がわかってけっこうおもしろいです。 作品もですが、マットの色も見てくださいね。ここ。 〈付記2〉関連催し。日比谷図書文…続きを読む