【オンデマンド版】精選近代文芸雑誌集総目次

早稲田大学図書館編、丸善雄松堂の『精選近代文芸雑誌集』は、雑誌を集成したマイクロフィッシュで、全国でも所蔵している図書館はそう多くない。複写申し込みには、総目次が必要であるが、今回、それがオンデマンドで入手できることを知った。 注文はナレッジワーカーの検索窓に、「【オンデマンド版】精選近代文芸雑誌集総目次」と入れると、各巻が表示されて出てくる。ただし、所収雑誌の細目はナレッジワーカーではわから…

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『近代出版研究』創刊号

キタ━(゚∀゚)━!(一度これを使ってみたかった。) 思ったよりぶあつかった。 冒頭の「研究座談会 明治期に活躍した出版社の近代性とは何か」を読む。 よく企画されていて、問題点の所在が明確になるように工夫されている。 さて、続きを少しずつ読むことにしよう。 いろんなスタイルが同居している乗合馬車のような感じは、雑誌の賑わいを示しているようだ。

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またまた、幻の本、太田三郎『彩翅』

雑誌『ハガキ文学』第4巻4号(明治40年4月1日、日本葉書会)を見ていると、次のような広告に目がとまった。 『泰西名画鑑』は持っている。 『東京写真帖』はいつかお目のかかりたいと思っている。 『スケッチ画集』はある。 『鉛筆スケツチ習画帖』は先日、1輯、2輯を手に入れた。 で、問題は、太田三郎の『彩翅』である。聞いたことがないぞ。「目下印刷中。」とあるが、本当に出たのだろうか。書名…

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予約した!

《神保町系オタオタ日記》の記事「『近代出版研究』(皓星社)が4月創刊ーーオタどんもモダンガールの北澤秀一について執筆ーー - 神保町系オタオタ日記」(2022年3月13日)。 おもしろそうなので予約した。 紙媒体の雑誌を予約するのは久しぶりである。

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絵草紙屋の店頭で

『文章倶楽部』(大正5年11月)に、田山花袋が「わたしの投書家時代(一)」として、「絵草紙屋の店頭に立ちて」という文章を寄稿している。 なかに、雑誌『頴才新誌』を絵草紙屋で購入していたことが書かれている。花袋が上京した頃の話で、明治23年くらいのことだろう。花袋は漢文や和歌を投稿していた。兄と花袋の家は、市ヶ谷富久町にあった。  その時分は今のやうに雑誌や本が沢山出るのではなし、只絵草紙屋で…

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『三田文学』創刊号

『三田文学』創刊号(1910年5月、三田文学会、籾山書店)。 *グラかけのままですが。 表紙装幀は、藤島武二。この年の1月に、留学から帰還している。なんの花だろうか。 目次は表紙裏に簡潔に記されているのみ。 さて、お目当ての巻頭作品は、森鷗外の『棧橋』。 「棧橋(写生小品)」とある。小説ではないのである。横浜から欧州に旅立つ夫を見送る妻の話。 「写生小品」とはどういうことだろ…

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厳冬コント五篇

文庫櫂さんで、太宰治の初出誌がたくさん出ている。 太宰治「I CAN SPEAK」の初出は、『若草』(昭和14年2月号)。 文庫櫂さんのツイートで目次写真がでていておどろいた。 なんと「厳冬コント五篇」という特集の一篇ではないか。おそらく全集解題にはこのことは書いてあるのだろうが、「コント」として書かれたのだ。 厳冬コント五篇 戦火の初夜     寺崎 浩どてら就職     藤浦 洸水…

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『書窓』第2巻5号11号「印刷研究特輯」付載「印刷術関係図書一覧」

『書窓』第2巻5号11号「印刷研究特輯」(1936年2月、アオイ書房)には、「印刷術関係図書一覧」が付いている。 志茂太郎の作成で、「編輯言」によると森本武夫の蔵書をもとに「編輯部に於て追補を試みたもの」である。 文学研究で印刷に関心を持つ人には参考になると思うので、以下に紹介しておく。 印刷術關係圖書一覽 (邦文)定期刊行物日本印刷學會誌     日本印刷學會印刷雜誌     印刷雜誌社…

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余談、雑誌『藝文』の総目次

🔶ネオ・ロマンティシズムの傑作見つからず。過去記事《佐佐木なにがしの傑作『薬草採り』とは》から一部引用する。長田幹彦『人間叙情』(昭和28年、要書房)に「青春グループ」という回顧の章があって、パンの会周辺の人々を耽美派ではなく「ネオ・ロマンティシズム」と呼んでいる。 幹彦自身については「僕はネオ・ロマンティシズムでも一番散文的な途をたどり、稍ゴルキイ的なものを身につけてはじめて文壇に登場したが、…

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