AIの使い方

少し前になるが、医療系の研究者であるコーヒー底つき研究室@首が回るフクロウ@prof_ai_hackさんの次のようなポストが気になった。 Gemini 3.0、研究での使い方がわかってきました?関連論文のPDFを20本くらいまとめてアップロードして、「これらの論文に共通する限界点と、著者の主張の矛盾点を洗い出して」って投げると、いままでは数日かかっていた文献レビューが数分で終わる。単なる「要約…

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二次、三次

YouTubeの報道系配信を見るようになった。 結論から言うと、独自の調査や取材をふまえているものは、立場が異なっていても有益だと思う。 たいていは、〈こたつ記事〉、すなわち大手メディアの発信を紹介してコメントしているものが多い。ファストニュースである。なになにで報じられたが、内容を紹介して詳しく検討するなどと言っている。1万から5万の再生数で、発信者にはどの程度の広告収入が入るのだろうか。…

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屈折を貫く詩心 (旧稿再録)

 さて、わたしのなかには、1945年8月15日に大きな断絶があるという認識があるが、平岡敏夫氏の詩集『塩飽Shiwaku』の書評を書いたことが、なぜそう思っているのかを考えるきっかけになった。その書評は、「屈折を貫く詩心」という題で小さな雑誌『明治の森』Vol.2(2004年10月30日、明治文芸講演会)に掲載された。自分のなかにある8・15に新生日本が生まれたという認識がどのように生まれたかを…

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本人証言は信頼できるか ふたたび

 同じ題で過去に記事を書いたので、「ふたたび」とつけたが、話題の中身はすこしずれている。前回は、真実を偽装した虚偽の書物についてのものであった。今回は、文献の意味の読み取りかたに関する問題である。  いま、近代文学研究の本でとてもよくできた評論研究を読んでいる。たとえば、表現者Aの表現者Bに対する理解は、表現者Bの思想を十分理解していないことが、文献をたくさんあたることによって浮き彫りにされる…

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OmniOutlinerで資料を作る

ある学会を退会しようとしたら、その前に発表するように言われた。断りたかったが、断りきれなかった。*学会内容はここ。発表資料を早めに作成しておこうと考えて、オムニアウトライナーを使うことにした。今回は、本の原稿書き用のテンプレートを使った。文字は大きめにした。たいへん楽である。ワードで文書を作るのとは違う感覚である。メモ書きをためていくような感じで書ける。手書きで項目を決めるのはやめにして、項目も…

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綱わたり

 引っかかっていた書き物終了。  念のため言っておきますが、本ブログで「仕事」というときには、書き物はふくまれていません。  こんどはたいへんでした。頭が弱っているのですよ。それに仕事の合間を縫って書いていかないといけませんので。  黒川創の『暗殺者たち』(『新潮』2月号)を読んで、頭が働きだして、おわりまで書けました。とにかく、この小説には感謝です。  モチーフは、国家…

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お知らせ

    仕事の崖が続くため、しばらく休みます。 ◇スタジオジブリの小冊子『熱風』のエヴァ特集が期間限定でダウンロードできる。 詳しくはジブリのHPへ。

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突きささる言葉

 『日本文学』12月号に、澤正宏氏が「3・11の経験と文学」(引用者付記-「経験」に「エァファールング」のルビあり)という文章を寄せている。 一節を紹介しておきたい。 東日本大震災があった翌日の午後、福島第一原発1号機が水素爆発を起こしたとき、瞬間的に頭に浮かんだのは「また福島が犠牲にされたな」という、松川事件を想起しての言葉であった。事故以前の原発建設までと原発稼働後とにも強いられた犠牲はあっ…

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埋没人物を発掘せよ!

◇《神保町系オタオタ日記》の「大正イマジュリィの木下茂」という記事に、木下茂のことが出ている。山田俊幸監修『大正イマジュリィの世界』(ピエ・ブックス、2010年11月)の「主要作家データ」に略歴が出ているそうな。でも、生没年は不明だ。  この『文章世界』の投稿者の集まり、十日会というのはおもしろそうだ。 ◇スタンド、充電をかねたスピーカーを購入してから、音楽を聴く機会が増えた。耳の変…

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まとめ日録

23日~24日にかけて。 ◇23日のパネルディスカッションは、無事のりきったけれど、『田中恭吉 ひそめるもの』(玲風書房)のちらしを持っていくのを忘れた。図版代わりに使うつもりだったのに、いそがしいと最後のつめがあまくなる。若い人が来ていたのはよかった。 ◇24日は、某所で、『月に吠える』の現物3册を比較検討した。いずれ、同行の方が報告を書いてくれると思う。 ◇こんなところに。…

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