家で『シン・ゴジラ』を見る

『シン・ゴジラ』見るも、何にも感じなかった。世間はなにを騒いでいたのだろう。ウェルメイドという言葉がある。もとは緻密に作られているという意味だろうが、型どおりによく練られているという意味で、ここでは使いたい。海外ドラマには、ウェルメイドの典型のような作品がある。たとえば、『NCIS』。まあ、いろんな事件が起こるが、計測されたように進行する。いや、ほんとうに計測しているのかもしれない。キャラクター…

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FAKE

  先日、森達也監督のドキュメンタリーフィルム『FAKE』を見た。  なんと映画館で映画を見るのは3年ぶりである。  みようと思ったのは、素材に関心があるからではなく、この人のテレビ版のドキュメンタリー『ドキュメント・森達也の「ドキュメンタリーは嘘をつく」』(2009年4月、キネマ旬報社)がおもしろかったからである。  それについては過去記事「フェイク」を参照されたい。  さて、見てから…

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伊丹ボックスと松本ボックス

事故で電車が遅れ、買った本をタリーズで読む。 スターバックスの今のかまえは、本を読む気になれない。(個人的意見です。) 伊丹十三はいい。小説『取り替え子』の塙五良はもっといい。 『伊丹十三の映画』(2007年、新潮社)。アメリカで通訳をつとめたベス・ケーリは、「「タンポポ」はストーリーが面白くて、ユーモラスなところがたくさんあったので、アメリカではとても人気がありました。」と語っ…

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ブロックバスターと角川映画

 トーマス・ホワイトサイド著、常盤新平訳『ブロックバスター時代』(1982年、サイマル出版会)。  常盤新平は序文のなかで、次のように記している。 ブロックバスターは一街区を破壊しつくすほどの超大型爆弾のことであるが、映画の超大作を意味するようになり、いまや小説のベストセラーを意味するようになった。  名門出版社が、コングロマリットに吸収され、バックリストの古典…

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ダブル・ディラン

 ミシェル・ファイファーという女優さんの映画はよく見ているのだが、代表作とはいえない『デンジャラス・マインド』(1995年)という作品がある。  学園もので、荒れた高校の先生として赴任したファイファー演じるところの、ルアン・ジョンソン先生が奮闘する。  とても、印象にのこっているのは、ファイファー演じるところの、ルアン・ジョンソン先生の詩の授業である。先生は、二人の偉大なディランがい…

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