新刊日記 『非水のみかた』 2025年12月21日 作品社の「みかた」シリーズの1冊。杉浦非水が雑誌「広告界』に、1935年に連載した「自伝六十年」を収録。この文章は、かつて、非水展の図録に収録された記憶がある。 『非水のみかた』は作品社刊、2025年12月。2700円+税。 図録のように図版が豊富でお買い得。 続きを読む
今日だけ、さまよえる人に 2025年12月10日 きょうは、家が工事のため朝から夕方まで停電断水ということで、1日だけのさまよえる人となった。 まず、半年前から行かなくては、と思っていた眼科の検診に。朝8時から受診できるので、8時半を予約。あまり待つことなく、受診できた。視力は、1年前は1.2あったが、今回は0.6~0.8ということであった。アレルギーの目薬など処方される。 駅前に戻り、バスで地域の図書館まで向かい、借りていた本を返却。午前…続きを読む
電子本日記 『地獄変相奏鳴曲』、『死の島』など 2025年12月03日 ここ4,5年で電子書籍を購入する機会が増えた。話題の『陰謀論と排外主義』も紙の本が売れてしまって見当たらないので、電子版を購入した。 先日は、講談社文芸文庫のセールをやっていたので、大西巨人の『地獄変相奏鳴曲』(第一楽章~第三楽章)、(第四楽章)の2冊を購入した。 普通サイズのiPadを使っていたときは、書見用のらせん形のアームを寝室の障子の枠に取り付けて、寝ながら読んでいた。いまは、寝床に…続きを読む
新刊日記 『吉本隆明・赤羽淑(往復)書簡』 2025年11月25日 『吉本隆明全集』の最終巻のことを調べようと晶文社のサイトに行くと、「吉本隆明・赤羽淑(往復)書簡について」という表示があって、見てみると次のような案内が記されている。 吉本隆明氏に関する書簡は、『吉本隆明全集37巻』『同38巻』に収録した書簡のほかに、実はまだ正確には中世日本文学研究者・赤羽淑宛の未投函書簡3通が残されておりました。しかし、これは同時に川上春雄宅に残されていた赤羽淑の著者宛書簡…続きを読む
新刊日記『視線と差異 フェミニズムで読む美術史』 2025年11月19日 昨日、遠距離散歩の途上で書店に立ち寄りこの本を見出した。 単行本の古書価は高くて手が出なかったが、文庫化されたのだ。 グリゼルダ・ポロック著、萩原弘子訳『視線と差異 フェミニズムで読む美術史』(2025年10月、ちくま学芸文庫) たぶん訳文がこなれていてわかりやすいのだと思うが、一気に序文、第1章を読み終えた。 写真でわかるように、表紙がそっている。ちくま学芸文庫は、もう少し、表紙と…続きを読む
古本日記 榎本滋民『夢二恋歌』上・下 2025年11月19日 なんで知ったかわすれたが、笠井彦乃が書かれているということで、購入。 榎本滋民『夢二恋歌』上・下(昭和49年12月、講談社)。著者榎本滋民(1930−2003)は劇作家、演出家として活躍した。 大正8年3月5日に、万世橋のレストラン、ミカドで開催された『山へよする』の会で、控え室に入ってきて演技の仮面をはずした竹久を目撃したボーイ、剣持勇作の視点から物語が始まる。 『山へよする』の会の…続きを読む
『ごく短い小説の研究』 2025年10月30日 小品 オタさんのリポストで知ったが、斎藤理生氏の『ごく短い小説の研究』が大阪大学出版会から刊行されるようだ。 小品のあつかいはどうなっているか、気になる。 【編集履歴】2025/11/03 17:24 〔付記〕大阪大学出版会のサイトに予告が出ている。軽装判かなと思っていたら、A5判、432ページの大冊である。概ね、1920年以降のコント、掌編小説が中心のようだ。内容紹介の引用。 1920年代…続きを読む
新刊日記 『木茂(もくも)先生の挿絵考』 2025年10月02日 昨日紹介した筑摩選書の新刊『詳伝小杉放菴』の水沢勉氏の序文に、今春に神奈川県立近代美術館(鎌倉別館)で開催された『木茂先生の挿絵考』展の図録があることが記されていた。 さっそく、問い合わせて通販で購入することにした。 『木茂(もくも)先生の挿絵考』。 木茂先生は青木茂(1932–2021)のこと。その旧蔵書が、神奈川県立近代美術館に青木文庫として収められたそうだ。 展覧会については少しも…続きを読む
新刊日記 川村伸秀『詳伝小杉放菴 近代日本を生きた画家とその交流』 2025年10月01日 役所へよった帰りに、書店へ。 筑摩選書の新刊『詳伝小杉放菴 近代日本を生きた画家とその交流』を手にとって即、購入を決めた。放庵、放菴という名より、未醒という名になじみがあり、コマ絵作者としておもしろい線と画力をもった画家として記憶している。 『漫画一年』などの自在な線とユーモアは得がたい味がある。 書きものの合間に読んでいくことにしよう。 *関連過去記事《くりくり目玉はどこから来…続きを読む
古本、新本日記 洋書2冊届く 2025年09月03日 注文していた洋書2冊届く。 ほぼ2冊が同時にとどいた。 左のOxford Dictionary of Christian Art & Architectureは分厚くて654ページ。2013年の第2版である。邦訳は2013年刊なので、第1版であろう。だから英語版第2版を持つのは意味がある。残念ながら図版はない。さっそく、書きもの関連の項目を引いてみる。+2.0の老眼鏡がいる。封筒…続きを読む