『物語要素事典』の書物版が出る 2024年10月23日 過去記事《物語要素事典》。 さて国書刊行会から、神山重彦氏の『物語要素事典』が刊行されるようだ。 《【話題沸騰の大著】『物語要素事典』とはなにか?》に詳しい紹介が出ている。 1368ページ、28600円の超弩級の鈍器本である。 過去記事にあるようにわたしは最初期からこの本に注目してきた。 AIではない手仕事の可能性を感じる。 クリエイターは必携だろうが、発想の転換を追体験するという意…続きを読む
『『モダニズム出版社の探検』余話』 2024年09月13日 太田三郎 高橋輝次さんの『『モダニズム出版社の探検』余話』。 なぜ「余話」かというと、本編の論創社近刊の『戦前モダニズム出版社の探検』の追記としての冊子であるからだ。 本編よりさきに追記の「余話」が出てしまったというわけだ。 この『余話』の目次、及び購入方法については、daily-sumus3の記事「モダニズム出版社の探検」を参照されたい。 収録の「伊藤整・阪本越郎「"椎の木"のころ」を読…続きを読む
マイナ保険証問題 2024年08月03日 マイナンバーカードと保険証の連携はまだしていない。警戒しつつ状況を見た方がいいという判断である。経験的には、なんでも一本化することがデジタル化でそれが効率がいいのだという考え方はあぶないとおもっている。また、一体化したデータをすべて自分で確認できるのだろうか? これまで、薬局で一体化を強くすすめられたことがあるが、ことわった。 居住市の役所の担当課に電話で確認してみた。国保の場合である。20…続きを読む
作業日誌 noteの原稿進む 2024年07月31日 noteのマガジン《竹久夢二『山へよする』研究》の連載第6回目の原稿がはかどる。《青春譜》という油彩画と同じモチーフの男女が向かい合う図柄の木版《桃樹園》について考える回だ。 この作品には下敷きとなる《夏の夜》という絵がある。作者はアルバート・ブロックで、アメリカ人でありながら『青騎士』に参加した画家である。 従来、カール・ブロシュとされているが、アルバート・ブロック(ドイツ語読みではアルベ…続きを読む
第171回芥川賞 2024年07月17日 松永K三蔵氏が、第171回芥川賞を受賞した。デビューから短期間のスピード受賞である。 わたしはこの人の読者なのだが、小説は読んだことがない。この人の文具に関する文章を興味深く読んでいるのだ。 「三蔵亭日乗」の「道具箱」 noteの「書くための道具箱」などを読んでいる。 また、この人は、カフェで原稿を書いているが、そのことも関心がある。 受賞作『バリ山行』の単行本は、7月29日に…続きを読む
新刊が高くなっている 2024年03月30日 新刊書の価格が高騰している。800円くらい前より上がっているという実感がある。 金沢百枝『キリスト教美術をたのしむ 旧約聖書篇』(新潮社)が3800円。 少し前なら2800円くらいの感じではないか。図版が多く、300ページ弱なので、高くなるのかもしれないが。 店頭で見て面白そうだったが、購入は断念。 https://amzn.to/4cE97jC 研究者で行くのか、啓蒙ライターで行くの…続きを読む
noteに記事《太田三郎『欧洲婦人風俗』を読む(上)》を公開 2024年02月03日 noteに記事《太田三郎『欧洲婦人風俗』を読む(上)》を公開した。 昨日の記事でふれた太田三郎の『欧洲婦人風俗』(大正13年6月15日、婦女界社)という小冊子の紹介の1回目である。 『婦女界』は国立国会図書館デジタルコレクションでは個人送信はされていない。また全冊そろっていない。しかし、目次内容は知ることができる。目次を見ていると、別冊付録があったことがわかる。 そうした付録のひとつなのか…続きを読む
変装探訪記事 2024年01月28日 平山亜佐子『明治大正昭和 化け込み婦人記者奮闘記』(2023年6月、左右社)という本があって、帯に「化け込み=変装潜入記事」とある。女性記者が、世間のさまざまなところに潜入して、たとえばカフェの女給になりすまして、探訪記事を書くことを言うらしい。 https://amzn.to/3vLumyM 少し前の記事《石川啄木『ローマ字日記』と浅草十二階下の娼婦の名刺》で知久桟雲峡雨 著『裏面の東京』…続きを読む
コクヨの「本に寄り添う文鎮」 2024年01月18日 開いた本がとじないようにする。カモメのような形の文鎮がコクヨから再発売されるようだ。 1回目の販売は、300部限定であっというまに売り切れてしまったが、今回は通常商品としての販売のようだ。 ほんとうか、情報を確認してみた。 コクヨニュースに出ていた。https://www.kokuyo.co.jp/newsroom/news/category/20240116st.html *2024/…続きを読む
否定は肯定をふくむ 2023年12月09日 Xの世界で話題になっていること。 @niina_norikoさんの12月8日のポストを引用する。 「AではなくBだ」と言うと「Aなのか〜」と受け取る人がいるの、冒頭の部分が印象に残るから「Bだ、AではなくB」という言い方にすることあるんだけど、最初の時点で「はあ?」という反応で、「いやこれAと言われてるんですけどね、Bなんですよ」と言ってるうちにやっぱり「Aなのか〜」と受け取られがち …続きを読む