今回は分かった

 清家雪子『月に吠えらんねえ8』。表紙は、朔太郎と芥川龍之介。 さて、カバーを剝がしてみると。 今回はわかったよ。芥川が出てくるから。 これだ。『西方の人』(昭和4年)、装幀、小穴隆一。 読んだが、けっこう疲れた。

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コンパス綺譚

グレゴリ青山『コンパス綺譚』がとどいた。龜鳴屋からできたて。「旅行人」という雑誌に2004〜2007まで連載していた、著者唯一のストーリーマンガ。魯迅や田漢など実在人物が出てくる、虚構の物語。 *さて、3月は、pugyurataさんの『古本乙女の日々是口実』が皓星社から出るそうだ。古本フレンズたちは必ず読もう。

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新刊日記 谷口ジロー『いざなうもの』

 谷口ジローの遺作集『いざなうもの』(小学館)。 予想したよりも。はるかによかった。 自然の主(ぬし)を少年が救う『魔法の島』は、ファンタジーの定番だけれども、泣きそうになった。  ハーンを主人公にした『何処にか』の2編もよい。 『茶碗の中』は、茶碗の底にあらわれた顔の侍が現実にやってくるという話で、結末が欠けている。小林正樹の映画『怪談』では、結末が付け加えられていた。谷口作品では、ハーンが…

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『メアリと魔女の花』

 うといので知らなかったが、米林宏昌監督がスタジオポノック制作で新作長編アニメ『メアリと魔女の花』を公開するようだ。 米林の名前が前面に出るのはうれしい。わたしがいちばん好きなジブリアニメは『思い出のマーニー』である。 監督のメッセージを読んだが、期待できそうだ。

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帰る場所

近藤ようこの作品集『帰る場所』(2017年2月、KADOKAWA)。新潮社版の『極楽ミシン』を編みなおしたもの。 新収録の「豆腐」「帰る場所」から読む。「豆腐」は、老母のトラウマをあつかうが、とげとげしさはない。「帰る場所」は、少年時に一時過ごした街をたまたま再訪する。自分は忘れられているが、家族に電話する。彼にも帰る場所ができているのだ。この作を読んで、この帰る場所そのものが、つまり曲折はあ…

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大島弓子『キャットニップ』第2巻

出先のひろびろタリーズで、やっと買った『キャットニップ』(2017年2月、小学館)を広げる。表紙の、目つきの悪いネコがビー。2017年4月で20歳になるという。あとがきマンガによると、7匹にノラ猫2匹が加わり、今は9匹だとか。「共倒れの危機」は何度かあったが、「ビーもタマも年齢にしては元気」ということでなにより。ネコのマンガだが、老いの坂にさしかかる身にとっては、なんか切実なのである。奥付に編集…

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キャットニップ第2巻

大島弓子『キャットニップ』第2巻が20日発売予定。ときどき『きらら』で読むが、だんだんたいへんになっていく。それでも引き込まれる。

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スワン家を通り過ぎて

 最近のイメージ関連本。    マルセル・プルースト作、ステファヌ・ウエ画、中条省平訳『失われた時を求めて スワン家のほうへ』(平成28年10月、祥伝社)。  オールカラーのバンドデシネ。  マドレーヌはシェルの形だ。  「スワン家」で挫折する人が多いそうだ。  家具とか背景は、本場なので映画の感じ。  スワンの嫉妬がタコの足みたいに伸びるというところの表現は、鉄柵の曲線…

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自宅で本を発掘

 岡田三郎助の本を探して約1時間。出てきません。  代わりに、と言ってはなんですが、近藤ようこが3冊発掘されました。    このエッセイ集『後には脱兎の如し』(2004年、晶文社)は、どこに行ったか探していたのです。  これは面白かったことを思い出しました。あとがきによると、近藤先生は、本業が不振で背に腹はかえられずということで、出版に踏み切ったそうな。  マンガも少し入っていま…

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『逢沢りく』下巻

◇車中で、ほしよりこ『逢沢りく』下巻、読了。涙は出んかったけど、カタルシスはあった。病気の子供と心の固い少女の取り合わせなんか、『秘密の花園』の黄金パターンや。まあ、筋は予測できるんやけど、細部の工夫があるところがええ。全力疾走の女=かぐや姫とか、マーニーとかいろいろ入っているんやけど、母親が娘の制服着るとこなんかようできてる。  ちょっと文句も言うとくと、男たちのキャラがみんな濁りが無いんや…

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