古本日記 羊夢舎再訪の巻

 はっきり言って疲れはたまっている。昨日は、早めに帰宅して、すぐ横になった。眠りが浅く、疲れがとれない。やろうと思っていることがかさなり、身動きがとれなくなる、というのが悪い状態の時のしるしである。 さて、思い切って、阪急、十三折り返しで、正雀の羊夢舎を再訪する。 今日は店主は不在で、奥から夫人が顔を出されたあとは、じっくり棚を見ることができた。約40分、眼がすごく疲れる。ふだん店主がこしかけて…

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小村雪岱、お蔵だし

 勢いで購入したが、使いこなせない資料がある。新聞小説の切り抜きであるが、『纏女房』という作品がわからない。国会図書館で検索すると、1948年版の駿台書房の『纏女房』が出てくる。邦枝完二の作品なのだが、『喧嘩鳶』と言う作品との関わりも気になる。五流研究者の手に余るので、使いこなせる方に譲りたいと思っている。 新聞、雑誌連載小説の切り抜きを作るときは、本文も一緒にお願いしたいと、切に思うのであった…

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青木嵩山堂の本

 ツイートで複数の情報を見かけて、電話で東京堂書店神保町店に連絡し、通販で送ってもらう。送料、代引き手数料で高くなるが、アマゾンでは現在品切れで、ネット検索しても、大阪で置いているところは限られているので、すぐ読めることを第一に考えた。 その本は、青木育志、青木俊造著『青木嵩山堂 明治期の総合出版社』(アジア・ユーラシア総合研究所)。持っている本を調べたが、青木嵩山堂(あおきすうざんどう)の本は…

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エミール・オルリクのこと

 『太陽』の増刊「明治大正の文化」(33巻8号、昭和2年6月、博文館)には、菅原教造「版画発達史」という文章が収められており、なかにつぎのような記述がある。墺地利のオルリックは、画家として、舞台装置家として、又独逸の小泉八雲の作品の挿絵画家として知られてゐる。彼は神田和泉町の小柴で技巧を研究して、新錦絵や石版画を描いた。同じく墺地利の画家カペルリーは京橋五郎兵衛町の渡邊で技巧を修得してやはり新錦…

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古本日記 雪嶺語録の巻

 昨日の金曜日、仕事を終えて、口笛文庫による。週末で、今月からは仕事月のはじまりで疲れはたまっているが、古本は見たい。 店の真ん中あたりは、黒っぽい本が高く積まれていて、リュックを背負っている身には、かがんだりすることがおっくうで、いつか徹底的に見たいとも思うのだが、上から20冊程度だけ見ることにした。 すると、三五判、箱入りのかわいらしい本が顔を出した。生田春月編『三宅雪嶺修養語録』(大正4年…

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街並木

 オタさんが京都まちなか古本市で500円で買ったという画集『街並木』は、荻原井泉水編で、名取春仙、岡本一平、池田永治、鈴木信太郎、富田渓仙、川端龍子、石切山草助、浜田庄司らが絵を寄せているらしい。 大正8年頃も、こうした和製ピクチャーブックはけっこう出ていたのかもしれないなあ。

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名家近作叢書、谷崎潤一郎『金色の死』

 さて、昨日、天神さん古本市で見つけた、日東堂刊の名家近作叢書『金色の死』は、田山花袋『泉』とあわせて2冊しか出なかったと、紅野敏郎『大正期の文藝叢書』(1998年11月、雄松堂出版)に記してある。 巻末広告に出ている、前田晁の感想録『鞭』は未刊だったようだ。 紅野敏郎は、「谷崎の『金色の死』は有名な作品だが、この「名家近作叢書」の本となると、今日では入手困難な本といってよかろう」と述べている。…

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古本日記 直行直帰の巻

 家事をしてから、東西線で天満宮駅まで直行。3分前に到着。 昨日までの雨で、足下がじゃりじゃりする。 順番に見ていこうと、足をすすめ、漱石、芥川の研究書を数冊。1冊、300円。 『中央公論』大正6年7月、臨時増刊「自然生活号」、長田幹彦の『鰊ころし』が掲載してある。500円。きれいなので、当時の雑誌の見本としても使える。  つぎに何気なく文庫を見ていると、日差しが強くなってきて、何か光る本があ…

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古本日記

◇仕事やその他で、古書市に行くことができなかった。 今日は、諸事をすまして夕方、文庫櫂、渋谷書林に行く。櫂さんのところでは、前から気になっていた江見水蔭『硯友社と紅葉』など、いろいろ。武田勝彦編『太宰治文学 海外の評価』500円。『人間失格』ってどう訳すのかと思ったら、ドナルド・キーンがNo longer humanという題で英訳を出している。直訳すれば、「もはや人間ではない」となるのか? 渋谷…

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きょうは

 あいにくの雨模様です。  きょうは、古本なき者に古本あれ。 明日は、古本あるものに、さらに古本あれ。  残念ながらわたくしは仕事です。

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ブログ開設7年を迎えて

 きょうは、少し大きめの日記のような記事です。 ブログを開設したのは、2010年の9月27日です。先月で、まる7年を経過したこととなります。  以前書いたこともあるのですが、じつは2005年ぐらいに一度、サイトとブログの開設を計画したことがありました。その時は、踏み切ることができませんでした。理由は簡単で、匿名で始める気はなく、実名で開設した場合のリスクに気持ちが萎縮してしまったためです。 よ…

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さようなら、私の古本よ

 金曜はこころがさわぐ。 京都まちなか古本市ではないか。  しかし連勤でいけない。  さようなら、わたしの古本よ!  収穫を祈る、古本好きの人々よ! 

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『大江健三郎全小説』

 今日本屋で見つけた案内。講談社。 2018年7月刊行開始で予約受け付け開始。10ヶ月前である。 作家肖像写真の下に、価格が入るレイアウト。昭和戦前期にはあったのだろうか。とりあえず、乱歩の『貼雑年譜』を見てみるが、価格がこんなに大きくはいったものはない。  全巻解説は、尾崎真理子。 「大江文学の世界各国での読まれ方を示す評論を収録予定」 予約特典は、①著者直筆サイン色紙(中野重治の『十月』)②…

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NANGA展、和歌山で

これおもしろそうです。ここに資料あり。 和歌山県立近代美術館NANGA 俗を去り自ら娯しむ2017(平成29)年9月20日(水)―12月17日(日)

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