雑誌の漱石特集ふたつ

 『熱風』12月号が、特集「新宿区立漱石山房記念館開館記念 夏目漱石をめぐって 対談半藤一利×宮崎駿」。これは堂島アバンザのジュンク堂で無料でおいてあった記憶あり。  もうひとつは『APIED 30 』特集「101 夏目漱石」。700円。三月書房では扱っている。 藤井祐介「草野柴二とその時代」で、草野柴二が漱石門下の若杉(能勢)三郎であることを知った。モリエール全集で発禁をくらっている。ルービ…

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古本日記 ゲームオーバーの巻

 確定申告に備えて、本の領収書を計算していると、予定分を遙かにオーバーしていることがわかった。生活費がなくなるわけがわかった!(←アホです!) 年末の阪神も、年初のさんちかも自粛だなあ。  以下は普通の日記。◇ずっと暗いなあ、と思っていると、今日は冬至なのであった。◇ユーチューブで、田中康夫が、『週刊文春』12月5日号の能町みね子のコラムを朗読していて、例のツリーのことなのだが、ほぼ日系の人は…

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『エッフェル塔36景』複刻

 アンリ・リヴィエールの『エッフェル塔36景』の複刻版。 序文の英語訳や英語解説がついている。 見たことがあるのは3枚程度で、ジャポニスムの画集に収められるのはいつも決まったものが多く、36枚全部見たのははじめて。 もちろん、北斎『富嶽百景』がお手本なのだが、不思議な世界をのぞき見したような感じ。 公園のベンチで絶望したようにうつむく男性の背後にそびえるエッフェル塔(《トロカデロ庭園から、秋》。…

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古本日記 太田三郎『朝霧』買って早々に退散の巻

 全大阪古書ブックフェア初日、大阪古書会館へ。1分前に到着、20メートル以上、行列が続く。開場とともにみな静かに入場。 きょうは、目当てが決まっているので、まず3階から。唯書房の太田三郎『朝霧』上下がガラス棚の中にないので聞くと、持ってきてくれる。即決、購入。 先日の岡本神草展に出ていてがぜん気になっていた。pugyurataさんのツイートでも見たし。太田三郎といっても、切手を使う現代アートの同…

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木下杢太郎の復習

 事情あって、木下杢太郎について勉強の復習を始めた。 『目でみる木下杢太郎の生涯』(昭和56年10月、緑星社)。文学アルバムとしてよくできている。生涯の輪郭がすっと頭に入る。実家の米惣(こめそう)は、米問屋から始めて、雑貨や書籍もあつかったという。木下杢太郎(太田正雄)にとって〈家〉の問題はおおきかった。  キリスト教から天理教に改宗した姉きんの存在が大きい。文学者となることを断念させ、夫の先…

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『遠野物語』関連

 ヤフオクで『遠野物語』が出て話題だったので、過去記事まとめておきます。《『遠野物語』は白い?》《復刻版『遠野物語』は赤くなかった!》《赤い本・追記》《赤い本》

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新刊日記 谷口ジロー『いざなうもの』

 谷口ジローの遺作集『いざなうもの』(小学館)。 予想したよりも。はるかによかった。 自然の主(ぬし)を少年が救う『魔法の島』は、ファンタジーの定番だけれども、泣きそうになった。  ハーンを主人公にした『何処にか』の2編もよい。 『茶碗の中』は、茶碗の底にあらわれた顔の侍が現実にやってくるという話で、結末が欠けている。小林正樹の映画『怪談』では、結末が付け加えられていた。谷口作品では、ハーンが…

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古本日記 文庫櫂で展覧会の続きをの巻

 これは昨日の日記。 家事と仕事をいい加減で切り上げて、文庫櫂へ。御堂筋線本町で中央線に乗り換え。堺筋本町で堺筋線に乗り換えて恵美須町へ。 仕事カレンダーを見て、今日しか行けないかもしれないと、考えた。 先客さんお二人。店主と話しつつも、目は棚の本の背を追う。いい絵入り本はないですか、とたずねると、出てきたのが、三六版の、女性画家梶原緋佐子の歌集『逢坂越え』(大正13年4月、東山書房)。昨日、岡…

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「岡本神草の時代」展感想

 昨日は京都国立近代美術館の「岡本神草の時代」展へ。金曜は17時過ぎると、800円に。段取り悪く、先に山崎書店を覗くべきだった。帰途寄るとちょうどしまるところだった。とにかく、早く見たいという気持ちがあるので.時間配分をあやまった。 館内はちょうどよい混み方で、見る人の熱気も伝わってくる。『月映(つくはえ)』の人たちと同時代だと思ってみていくと、竹久夢二の模写がある。  図録の解説文、上薗四郎…

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全集内容見本

 オタさんのところで、代価100円の全集内容見本がわき出てくるのをみて、故森本修氏のことを思い出した。 芥川の伝記研究で知られる氏は、内容見本の書誌的重要性について指摘していて、蒐集もしていた。そのことは、谷沢永一『完本紙つぶて』でふれられている。 さて、このコレクションがどうなったかは、門下の方の追悼文に記してある。 ここ。

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雑誌『藝文』のこと

 小磯記念美術館の藤島武二展には、藤島が表紙を描いた『藝文』という雑誌が展示されていた。 過去記事《佐々木なにがしの傑作『薬草採り』とは?》で紹介した、作家長田幹彦が「ネオ・ロマンティシズムの全作品を通じて僕が今でも一番高く評価しているのは、「藝文」という雑誌に出た佐々木という人の「薬草採り」という作品である」という発言に出でてくる『藝文』のことだと思った。  所蔵している愛知大学図書館のデー…

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古本屋に行く人、行かない人

 今日は書きものにあてるために、机の前にすわっている。が、1字も打っていない。やれやれ。なんとか、すこしでもすすめねば。 古本屋にいっている人が羨ましい。オタさんも神戸を訪問しているらしい。  研究している人で、古本屋によく行く人は私の周囲では少ない。ある人は、全部ネットだという。海外研究の人も、海外で古書店に行くかと聞いたら、ABEbooksばかりだという。  私が古本屋通いの回数が増えた…

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中山千夏の新刊!

 出ました。早く読みたい!! 中山千夏『活動報告 80年代タレント議員から162万人へ』(講談社)。ここ。 162万人は、この人が参議院議員に初当選したときの獲得票数。 おもしろそう。  わたしは、この人の文章が大好きである。  この本が売れて、文庫でセレクションが出ることを期待しよう。

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