noteに記事《夢を描く:小杉未醒『夢遊記』の挿絵》を公開

noteに記事《夢を描く:小杉未醒『夢遊記』の挿絵》を公開した。 川村伸秀氏の『詳伝小杉放菴 近代日本を生きた画家とその交流』(2025年8月、筑摩書房)を読んでいると、未醒名義で雑誌『新古文林』第3巻第3号(1907年3月)に掲載した『夢遊記』について「一種の幻想小説と呼んでも差し支えない」と高く評価しているのに気がついた。 それで、『夢遊記』が収められている『詩興画趣』を取り出して再読。…

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古本日記 たちぎれ線香

最近購入した古本。 左2冊は、天神さんの古本まつり。『日本語大博物館』学芸文庫版は、帰りの車中で読んで、単行本が出たときに読めばよかったなと後悔。 右3冊は近隣のBOで。100円割引を使う。枝雀コレクションは後1冊でそろうが、米朝のほうは全8巻。残り5冊も古本で集めよう。 米朝師匠の口上では「たちぎれ線香」は「サゲがまた上々」ということだが、そのとおり。線香1本が消えるまでがいくらとい…

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noteに記事《マガジン「画文の人、太田三郎」の今後について》を公開

noteに記事《マガジン「画文の人、太田三郎」の今後について》を公開した。 マガジンの更新が停滞している事情を説明し、今後の方針を示した。 青木茂の著作の抜き書きを含む図録『木茂先生の挿絵考』を読んで、自分のやっていることの偉大なる先駆者がいたことに気がつく。もちろん、主要著作は読んでいるし、その業績のおもしろさはよく知っているのだが、上記図録の編集が見事で要点を再認識することができた。調べ…

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世間の国語 きずもの

10/8(水) 17:35配信でYahooニュースに「高市氏、萩生田氏を「きずもの」 裏金関与を念頭、立民に紹介」という記事が報じられた。記事は下記のとおりである。 「きずものが1人(いる)」。 自民党の高市早苗総裁が率いる新執行部が8日、国会内で立憲民主党へのあいさつ回りを行った際、高市氏が萩生田光一幹事長代行をこう紹介した。萩生田氏は派閥裏金事件を巡り、政治資金収支報告書への多額の不記載が…

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新刊日記 『木茂(もくも)先生の挿絵考』

昨日紹介した筑摩選書の新刊『詳伝小杉放菴』の水沢勉氏の序文に、今春に神奈川県立近代美術館(鎌倉別館)で開催された『木茂先生の挿絵考』展の図録があることが記されていた。 さっそく、問い合わせて通販で購入することにした。 『木茂(もくも)先生の挿絵考』。 木茂先生は青木茂(1932–2021)のこと。その旧蔵書が、神奈川県立近代美術館に青木文庫として収められたそうだ。 展覧会については少しも…

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新刊日記 川村伸秀『詳伝小杉放菴 近代日本を生きた画家とその交流』

役所へよった帰りに、書店へ。 筑摩選書の新刊『詳伝小杉放菴 近代日本を生きた画家とその交流』を手にとって即、購入を決めた。放庵、放菴という名より、未醒という名になじみがあり、コマ絵作者としておもしろい線と画力をもった画家として記憶している。 『漫画一年』などの自在な線とユーモアは得がたい味がある。 書きものの合間に読んでいくことにしよう。 *関連過去記事《くりくり目玉はどこから来…

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作業日誌 図録届く

◆図書館へ行く。家事をいくつかかたづけるうちに3本バスをのがしてしまう。後期が始まったのか、学生さんがちらほら。 2件のみ。マックス・ウェーバーの『宗教社会学』の必要部分をコピー。他の部分も読んでいると、論理的思考に感心する。 もう1つは事典の調査。コピーをとる。 人文系雑誌の配架されているところで、文学と美術のものをざっとチェック。 ◆帰宅すると、注文した図録が届いていた。がんばれば、…

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旧知の方からハガキ

Xがとだえていて、気になっていた旧知の方からハガキがとどいた。1ヶ月近い入院で手術されたが、ようやく退院にいたったのこと。徐々に慣らしてゆくということで、よかった。

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作業日誌 家事に追われる

◇告知が遅れたが、一昨日にnoteに記事《新収絵葉書の紹介》をあげた。一條成美の絵葉書の紹介。ご一読ください。一條については、『黒塗馬車』と『二人女王』を見逃した。後者は珍しいもので、残念である。スルーしたのは、書きものに必要な本以外はなるべくがまんするという気持があるためである。原資が限られているのでしかたがない。 ◇先月から、家のコンセントなどの故障があいつぎ、家事に追われている。掃除のき…

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古本日記 『泰西の絵画及び彫刻 近古篇の一 第八巻』

ヤフオクで『泰西の絵画及び彫刻 近古篇の一 第八巻』を見かけたので購入。木村荘八編の新シリーズ。 箱欠。「友人清宮」が箱の挿絵を描いてくれると「例言」にある。清宮彬(せいみやひとし)か。 国立国会図書館デジタルコレクションでは第7巻のみが見られるようだ。 小泉鉄が実質編集にあたった第一シリーズとは別のもので、木村荘八が編集にあたり図版、画家の解説を書いている。 巻末に「要目」が広告と…

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noteに記事《〈ひとつ眼〉イメージについて:竹久夢二『山へよする』研究⑪》を公開

noteに記事《〈ひとつ眼〉イメージについて:竹久夢二『山へよする』研究⑪》を公開した。 2万字を超えた。分載すべきか迷ったが、まとまりを重視したいので、一括公開することにした。 『山へよする』表紙画の〈ひとつ眼〉イメージがどのような画像のコンテクストから生まれてきたかを考えた。 先行研究が充実しているので、異なった視角の提示がしやすいのは助かる。 フリーメーソンでも知られる「三角形…

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「佐藤春夫の美術愛」パンフレット32ページがダウンロ—ドできるぞ

「和歌山県立近代美術館ニュース」123号の宮本久宣氏の「佐藤春夫の版画愛」という記事を読んでいると、春の展示「佐藤春夫の美術愛」のパンフレット全32ページがダウンロードできると書いてある。ここ。 この記事そのものも興味深いが、美術館ニュース123号もダウンロードできる。ここ。 ダウンロードしたパンフレットは、画面で読めるが、セブイレで上質紙に印刷するのもありか。ちょっとお金はかかるけれども。…

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noteに記事《竹久夢二《青春譜》の評価》を公開

noteに記事《竹久夢二《青春譜》の評価》を公開した。 1971年に和歌山県立近代美術館で開催された竹久夢二展の図録に、河村幸次郎の「夢二の頃」という文章が載っていて、《青春譜》について興味深い記述がある。 それを紹介する内容。 ムンクとの比較、コレクター福島繁太郎の《青春譜》評価などを取り上げた。 なかに「洋書店、春陽堂」で夢二とよく顔を合わせたとある。出版社とは別の春陽堂だろうか…

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